＊第34話 ページ38
家に帰りつき、リビングの机に買い物袋を置く
快斗くんは小さく欠伸をしながら、品物を決まった場所へと直してくれる
「ごめん、付き合わせて」
「いいって事よ！久々で楽しかったしな」
にぱっと人懐こい笑顔を向ける
「(あ…)」
その姿が、昔とふと重なって見えた
俺が、守りたいって思った時の
あの笑顔に
「あ、これここでいいか？」
「え、あぁ、それは──」
いつの間にか後ろから快斗君の声が聞こえ、振り返ろうとした瞬間
ﾄﾞﾝｯ
「い”…ｯ！！」
「えっA！？」
快斗くんの肩に肩甲骨辺りがぶつかり、電気が走ったように激痛がはしる
「(ｯさっき突き飛ばされた時の…我慢してたんだけどな)」
あの男に突き飛ばされてぶつけた場所が痛む
ぶつけた時は違和感のみだったが、実際痛み出したのは買い出しの時だった
快斗くんが別の商品を探しに行っている間、俺も目的のものを見つけて棚に手を伸ばした時に激痛が走った
そこからは、本当はズクズクと痛みが増して…
「(快斗くんに心配をかけないように我慢していたんだけど…)」
「お、おいA？大丈夫か？」
すると、心配そうな声で俺の顔を覗いてくる
「…大丈夫だよ、平気」
痛みをこらえて、いつもの表情を装う
「嘘つくな！どっか怪我してんだろ！」
「だから、ほんとに何も…」
迷惑は、かけたくない
「〜ｯそうやってまた自分で…！！そんなに俺は頼りないか！！！」
「…へ」
すると、思い切り詰め寄られ、今までにない勢いで怒鳴られた
「いっつもいっつも何考えてんのか分かんねぇし！！！！隠し事ばっかだしよ！！！自分一人で背負い込みすぎなんだよお前は！！！ちょっとは頼れよ！！！」
「え…？は…？
か、快斗く───」
凄い剣幕で怒鳴られている理由がいまいち頭に入ってこず、混乱する
すると、途端にふわりと暖かい感触が肌に伝わり、優しく抱き寄せられた
「迷惑かけろよ、家族なんだから…ｯ」
快斗くんは俺の耳元で、震える声でそう言った
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AMATA(プロフ) - 杏子さん» 伸びたw良かったです！！(？？)楽しみながら読んで下さりありがとうございます！！ (2018年7月16日 15時) (
レス) id: 4b76855916 (このIDを非表示/違反報告)
杏子 - まって、なってちょっと待って。心臓持たない。待って寿命3年、、、、、、伸びた (2018年7月16日 7時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
AMATA(プロフ) - タナトフィリアさん» わぁぁコメありがとうございます！(´；；｀)そう言って頂けて大変恐縮です…！二人の関係を進展していけるよう更新頑張ります！ (2018年7月10日 0時) (レス) id: 4b76855916 (このIDを非表示/違反報告)
タナトフィリア - ヤバいです！めっちゃキュンキュンしました！続きが楽しみです！更新楽しみに待ってます！応援してます！(*^艸^*) (2018年7月9日 12時) (レス) id: 41c9a6a89d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AMATA | 作成日時：2018年6月25日 23時
