＊第30話 ページ34
「く、そっ！」
人混みをかき分け、逃げる男の後を見逃さないよう目で追いながら必死に追う
「どけぇぇｯ！！」
すると、男の叫ぶ先に、1人の人影が目に写る
「あぶな───！！」
そう言おうとした途端
「ぶふっ！？！」
俺が気付いた時には、男は盛大に転倒していた
「…え…？？」
うまく状況が理解出来ず、思わず素っ頓狂な声が出てしまう
一体誰が…
「なんかよくわかんねぇけど、大人しくしてろよな」
素早く男を床に押さえつけ、腕を捻りあげる人物が1人
駆け寄ってみると、後ろ姿ですぐ誰なのかわかった
「か、快斗くん…？」
名前を呼ぶと、くるりと後ろを向いて俺を視認した瞬間、驚きの表情に変わる
どうやら彼が男の足を自分の足で引っ掛けて転倒させたらしい
「な、なんでここにいんだよA！」
「いや、それはこっちのセリフ──「君達！一体なんの騒ぎだ！」
ザワザワと周りの騒ぎに駆けつけた警察官に、俺はこれまでの経緯を説明する
すると、警官は言葉を濁しながら口を開いた
「すまないが、僕達警察は証拠が無いと現行犯で連行しかねるんだ」
「そうですよね…」
被害者の女子高生は電車内に置いてきぼりにしてしまったし…
「…あ、そういえば証拠ならここに」
俺はふと思い出し、ポケットからスマホを取り出して先程撮影した犯行現場の写真を見せる
「なるほど…分かった、これなら」
すると、警官は快斗くんが抑えていた男に手錠をかけた
「はぁ！？なんでお前がそんな証拠を「後で説明するから」…お…おう…」
詰め寄る快斗くんを冷静に諭す
「では、君達にも話をしてもらうために同行してもらうけど、大丈夫かい？」
「え、あぁ、はい
…Aも、大丈夫だよな」
「う、うん」
それから警官に事情聴取を受けるべく、俺たち2人は後をついていく形になった
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AMATA(プロフ) - 杏子さん» 伸びたw良かったです！！(？？)楽しみながら読んで下さりありがとうございます！！ (2018年7月16日 15時) (
レス) id: 4b76855916 (このIDを非表示/違反報告)
杏子 - まって、なってちょっと待って。心臓持たない。待って寿命3年、、、、、、伸びた (2018年7月16日 7時) (レス) id: 78c191449c (このIDを非表示/違反報告)
AMATA(プロフ) - タナトフィリアさん» わぁぁコメありがとうございます！(´；；｀)そう言って頂けて大変恐縮です…！二人の関係を進展していけるよう更新頑張ります！ (2018年7月10日 0時) (レス) id: 4b76855916 (このIDを非表示/違反報告)
タナトフィリア - ヤバいです！めっちゃキュンキュンしました！続きが楽しみです！更新楽しみに待ってます！応援してます！(*^艸^*) (2018年7月9日 12時) (レス) id: 41c9a6a89d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：AMATA | 作成日時：2018年6月25日 23時
