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＿＿＿＿ ページ17
立ち止まってぼーっと月を眺めるあべちゃんの横顔は消えてしまいそうな程に儚くて、思わずぶらり垂れている力の入っていない腕を掴んだ。
突然の事で驚いたのか大きく揺れる肩
「ん？ど、したの、佐久間……？」
怯えたように開かれる瞳。
「……ぁ、いや、なんでもない。ごめんね。」
「……いいよ、別に佐久間なら。」
その痛みも、苦しみも、何もかも消えて無くなればいいのに。
落ちてくれない星にそっと祈った。
願うならばそれは fin.
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
君の幸せ。
リクエスト作品です。
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作者名：あませさん | 作成日時：2023年8月21日 19時
