[AtR][そらまふ]甘い香りに誘われて＿。[花吐き病] (ページ14)

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13*思いきるページ14

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【みどりside】
全力で走っていって着いたそこは、成人男性と、少年が戯れていた。

しかも、男の子の方は、同じ高校の制服を着ている。

もう、何が何だかわからないけど、思いきるしかないっ…！

「おいっ！そこのあんちゃん、その子、離してやってぇや！男の子やで！あんちゃん、変な趣味しとるんやねー！！」

ちょっと挑発気味で、男性に言った。

「あぁ？なんだと？君。君よりも、この子の方が数倍可愛いぜ！ハハッ！！」

ｳｯ

地味にショック…。

なんて言ってる暇はない。

空手を習っていた私は、蹴りを喰らわそうとした瞬間、、

「ねぇ、やめてあげてよ！可哀想だよ！！早くその子から手を離して！さもないと、コレ、投げるから…！！」

そう言いながらはなは、地面にあったカンを投げつけた。

はなは、小さい頃、野球をしていだだけのことはあって、カンは見事に男の顔面にストライク。

ナイスボール！はな…！！

「な、なにすんだてめえ！」

男は、顔をゆでだこのようにして叫んだ。

しかし、はなも負けじと睨みをきかす。

「くそっ！覚えてろよ、お前らっっ！」

男は、三流映画に出てきそうなセリフを残し、この場から去っていった。