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「知ってる方がほとんどだとは思いますが、改めて。AAです。今日は烏養さんと日向君の “おかげ ”で見学することになりました」
“ おかげ ” をこれでもかと強調しながら笑顔で私は言い切った。
「……A、お前……」
「なんですか？烏養さん」
ニッコリ笑って言う私に、烏養さんはスーッと視線を私から部員の方へとうつした。
「……よし、お前ら！今日はAの中学でやってた基礎メニューをやるぞ！」
「お願いしゃーすっ！」
「お願いします」
反射的に返事をしたのは、昨日話を聞いていた日向君と菅原先輩の2人。
それ以外の人は「なんで中学のメニュー？」と思っているであろう表情で首を傾げた。
「あの、コーチ」
「どうした澤村」
「なんで中学のメニューなんか……」
「はいA！」
「はい！？」
急になんなの〜！
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作者名：Amaryllis | 作成日時：2020年2月8日 9時
