夜の迷子

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ばふっ




家に入るなり、ゆうこんさんは

ベッドの上にすわった




すると、ゆうこんさんは

自分の隣をトントンと叩く



座れという意味なのか




ばふっ




黙って私も座る




『 自己紹介して？ 』




あっ！！！！

そうだったまだ私の名前も知らないんだ！！！

よく家に入れたな女たらしめ…()




「 そちらから名乗れ(イケボ) 」




なんてね

わかってるのに "清水雄代"さん


『 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 』



突然にゆうこんさんは、

腹を抱えて涙目ながら爆笑し始めた



『 イケボすぎwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 』





「 笑いすぎ(イケボ)」





『 やめてwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 』





『 わかったわかった俺から名乗るからwww 』




『 しみずゆーだいです！
にじゅーいっさいです！かしゅです！』




予想通りの答えが返ってくる




「 へ〜歌手なんだ 」



なんて

知ってるのにね




『 うんそんなことはどうでもいいから 』

『 お前が名乗れ(イケボ)』




「 wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 」


「 すずきAです
じゅーきゅーさいです
だいがくいちねんせいですwwwwwwww」



『 おぉ〜 』



と言いながらゆうこんさんは

拍手をする




『 年下か、いーね 』




と言うと、少し顔を赤らめる





『 今さあ、彼氏いないんだよね 』





「 あっ、はい 」





『 ふーん 』





『 もう夜遅いし、朝風呂入んなよ 』





「 あぁ、はい… 」



なんか、

すこしガッカリした



こんな夜中に家に呼ばれるから

勝手に襲ってくるんだと思ってたなあ…







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