今日:20 hit、昨日:0 hit、合計:32,348 hit
小｜中｜大
そんなこと言ったら ページ10
.
家まで送ってくれたあとも
(って言っても真隣だけど)
胸のあたりが変に気持ち悪くて
モヤモヤする。
母「あらおかえりなさーい」
「ただいま」
母「ミンソクくんとお祭りデートだったの？」
「えっ！？違うよ。彼氏？とだよ」
母「あらそう。ミンソクくんも
わざわざ送るなんて大変ねぇ〜
その彼氏？とやらは何してんだか」
「そうだよね」
私に彼氏ができると決まって
悪態つくお母さんにはもう慣れた。
今日は喧嘩したし許すとするけど。
母「帰省のお土産ってミンソクくんが
持ってきてくれたんだけどその時に
Aは？って聞かれてね。
祭りに行ってるって教えたから
てっきり合流してるものかと思ったのよ」
「途中で会っただけだよ、」
お母さんと話しても
一向にモヤモヤが晴れなくて
そそくさと部屋に戻った。
「はぁ………」
携帯を開くけど
喧嘩したままの彼氏からは
一言も連絡なし。
まあ私が悪いのだけど
ふと目に入った
小学校の卒業アルバムをめくると
最後のページにある
ミンソクからの寄せ書き。
"卒業おめでとう。"
"これからも末ながーくよろしく！"
簡単だけど
ミンソクらしい
あったかい言葉。
ミンソクがまだそこに
いるみたいにあったかくて
ミンソクの匂いでいっぱいだよ
さっきまで一緒にいたのに
もう会いたくなるんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 320人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：amari | 作成日時：2018年6月1日 23時
