貴方のせいです ページ8
.
そういやミンソクは
昔からモテモテだった。
顔もまあそこそこいいし
筋肉マッチョで力持ち
清潔感もあるし。
ミンソクの真似して高校も大学も
同じところを目指して、
まあ専属家庭教師として
たくさん迷惑かけたけど
受かったからチャラだよって大好きな
チョコバーを一箱くれるくらい
優しくていい奴。
全然怒ったことないし
仏なのかな？もしかしたら
小さい頃から
私の自慢がミンソクだった。
サッカーの応援は
必ず家族で行ってた。
私しか子供がいないから
うちのお母さんもお父さんも
ミンソクの事本当に可愛がってて
でもなぜか嫌な気持ちよりも
うちのミンソク
すごいでしょって思ってた。
高校の時のジャージはゼッケンの名前も
キムミンソクのまんま
ミンソクからもらったのを着てた。
先生に何回か言われたけど、
まあ、俺の教え子だし別に良いか。
ってよく分からないところで
理解力を発揮する先生だったから
丸く収まってたっけな。
カバンの中にある難しい本も
筆箱の中の蛍光ペンも
ブレザーの右ポケットに入ってる
iPodだってミンソクのお古だ。
みんなから羨ましがらることも
しばしばあったし
彼女なの？なんて聞かれることもあった。
そこはちゃんと否定してたけど
自分に彼氏ができても
あー、ミンソクならBセット
頼むだろうから
私はAセットにして
半分こずつするのになぁとか
あの夏祭りの日だって
たくさんある屋台の中で
"これミンソク好きなやつだ"って
私の口から出たのが喧嘩の原因みたいだし。
私は思ってるよりも
"ミンソク"で溢れかえっていた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 320人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：amari | 作成日時：2018年6月1日 23時
