好きになって、ごめん。 (ページ7)

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こうさせたのはページ7

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高校三年生、夏。

夏祭りに行った帰りに彼氏と喧嘩して
泣きながら１人で帰ってた。

泣いてるのがバレたくなくて
涙が止まるまでいつもの公園で
ブランコに揺られていたら

MS「おい、こんな時間に何してんだ」

わざとなのか少し低くふざけた声で
話しかけてきたのはミンソクだった。

「………っべつに。ていうかなんでいるの」

MS「夏休みくらい帰ってくるだろ」

「………っあそ」

MS「泣くな。目腫れてたら
おばさん心配するよ」

よしよしと頭を撫でられると
自然と涙が止まった。

「ミンソクの手は魔法の手だね」

MS「魔法学校いってるもーん」

「っはは。ふざけ(笑)」

MS「こら。人の優しさをなんて」

そんなこと言ってるのに
魔法の手は私の背中をトントン中。

「っていうか声かけて私じゃなかったら
どーするつもりだったのさ」

MS「Aのことくらいわかるよ」

「ミンソク目いいもんね。」

MS「それもあるけどさ、(笑)
なんていうかAが泣いてる気がしたから」

だからなんだっていうんだ。