好きになって、ごめん。 (ページ22)

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ありがとうなんてページ22

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MS「元気でよかった」

「うん、……ミンソクごめんね」

突然謝ったからなのか
ポカンとしてるミンソク。

MS「ん？」

案の定わからないらしい。

「いや、一年前くらいに図書館で
怒鳴ったじゃん、わたし。」

MS「っ、あー。そう言えば(笑)」

「なんか、連絡しづらくなって
会うの辛くなったから」

MS「そっか。気にしなくていいよ」

「もっと早くおめでとうとか
ネクタイはストライプの
やつの方がいいよとか言いたかった」

MS「げっ！やっぱりこれ微妙？(笑)」

「微妙じゃないけどミンソクぽくない」

MS「やっぱり。俺もそう思ったんだけどさ」

「っ、ミンソクが選んだんじゃなかったのか」

嫌な予感ってこんなにも当たるもの？

MS「選んでもらったんだけどさー」

ズキンッと心臓が痛む。

「ねぇ、ミンソク？人の気も知らないでって
言ったじゃない？図書館で」

MS「あー、言ってたなぁ怖い顔して(笑)」

「なんでかわかる？」

わたしはミンソクが好きなんだよ
幼馴染のお兄ちゃんとしてじゃなくて
１人の男性としてミンソクが好きなの。

MS「その質問、答えなきゃダメかな」

ミンソクの顔は悲しいようなでも
優しい顔をしてた。