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できないまま ページ16
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最近始めたカフェのバイト。
バイトが忙しいからって
夏休みも冬休みも
帰らないと言ったら
しびれを切らしたお母さんが
どちらの休みも
1週間ずつ私の家に泊まりに来てしまった
バイトが忙しいのは
口実で本当はミンソクに会ってしまう
気がしてどんな顔すればいいのか
分からなくて帰りたくなかったから
みんな休みたがるぶんをフル出勤。
お金にはなるし、いいかなって。
ミンソクはちゃんと
まめに実家に帰って
親孝行するようなひとだから。
あ、またミンソクのこと考えてた。
母「そういえばこの前ミンソクくん
うちでご飯食べてったわよ」
「っそうなんだ」
母「Aは元気にしてますかって
言ってたわよ〜」
「元気にしてますよ〜って言っといて」
急な名前にドキッとする。
ていうかなんで
ご飯なんて食べてんだ
お母さんに聞くくらいなら
私に連絡すればいいじゃん……
ミンソクのバカ
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作者名：amari | 作成日時：2018年6月1日 23時
