love sick …2 (ページ9)

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なんだってページ9

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「んもう！！！」

バタバタとエレベーターをおりて
オフィスに戻って来れたのは
定時を軽く2時間超えた頃だった。

こんな日に限って！大切な日に！！

CY「お、A。これはやっといたぞー」

残業組で残されたわたしとチャニョル。

"ありがとう"と一言返して
外回りで掻き集めた書類を整理しようと
カバンを広げた。

CY「もうひとつ、残念なお知らせー」

チャニョルの一言に固まる。
残念なってことはあれしかないよね、
聞きたくないや

CY「ヒョン、会食だってさー」

「っ、そか」

やっぱり。
会食ってことは
ご飯いらないってことよね？？

前から何を作ろうって張り切って
材料揃えたのに…

今も冷蔵庫の中で寂しく待ってるよね…

CY「ジュンミョニヒョンもさ、
かなり部長に言ってくれたけど、
行けってうるさかった」

「仕方ないから、大丈夫」

大丈夫……だいじょうぶ。

私だって結果残業だったし、
今日じゃなくて別の日にやれば…

なんて思っても納得いかないや。

今日はオッパの誕生日なのに。

付き合って2回目のお誕生日。

今年はオッパから家でのんびりしたいって
Aのご飯でお祝いしたい！！って

せっかく準備したのになぁ

CY「大丈夫だなんて顔してませんけどね」

「チャニョルー、去年も仕事に邪魔されて
今年もですよぉ～トホホ」

去年も仕事に邪魔されて
当日は一緒に過ごせなかったから。
今年こそ！！って思ったんだけどな

CY「さっさと終わらせて帰らなきゃ。
ヒョンのこと迎えてあげよう」

「ううう…そうね、がんばろ」

無言で立ち向かうも
結局、終わりそうにないって思ったのか
俺が全部引き受けるから帰れってチャニョルに言われたけど、それとこれとは別。

「いい、やってくもん」

CY「素直じゃないなー。
今度飲み行こう、それでチャラにしよう」

「だけどさぁ」

CY「ヒョンのことお祝いしてあげて
俺も辛い、なんだか(笑)」

こんなに優しいチャニョルは久しぶりだ。
なんて言ったら怒るよね(笑)

CY「ほら！帰った帰った！！」

強引にカバンを持たされ
エレベーターの中に押し込まれた。