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猫から狼にだってなれる ページ3
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-MS SIDE-
「ごめん今日は返したくないや」
ベタだけどその言葉に顔を赤くするA。
繋がれた手を離さないってことは
嫌じゃないんだよね？？
１つ１つ確かめるように
Aに触れてるつもりだったけど
そんなのじゃ足りなくて
もっと触れたいもっと知りたい
って思うのが普通でしょ？
俺だって男だから。
俺の下に組み敷かれて照れる顔も
刺激するたびにしかめる甘い顔も
全部欲しい。
その声だって
すべすべの肌も
サラサラの髪の毛も
甘い匂いのする首筋も
誰にも見せたくない渡したくない。
そんなありもしない不安が急に押し寄せてくるんだ
「………あいしてるよ」
「………わたしも」
お互いに確認しあえば
不安は一気に幸せへと姿を変えて
俺たちを包み込んだ。
(2ヶ月記念日の夜の出来事でした)←初お泊まり
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作者名：amarin | 作成日時：2018年3月2日 10時
