She does not put a lie. (ページ28)

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1000ピースページ28

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BH「おっ！Aや～」

通話ボタンを押すと聞こえてきた声。

「べっちゃんまだ返事してないのに」

BH「我慢できなくてしちゃったー(笑)」

「電話久しぶりだよね、へへへ」

あの頃はよく電話してたなぁ。
ベクが私の前からいなくなる前まで
ほぼ毎日電話して、メッセージも送りあって

「「懐かしいなぁー」」

BH「お、ハモッた」

「すごい、ハモりました」

べっちゃんもあの頃のこと思い浮かべてたんだよね？

「べっちゃんはおうち着いたの？」

BH「さっきついた！」

実は下に住んでます、、
なんて言いたいけどいっちゃダメ…
だよね、まあいずれわかることだろうけど

「そっか、お風呂はいった？？」

BH「まだ入ってない、これから入る！
なんかAオンマみたいだな、(笑)」

「心配しただけだよお～オンマじゃないし！」

"はっはっは！！"

ベクが口を四角にして
笑う顔が眼に浮かぶ。

ああ、直接会いたいよ話したいよ笑いたいよ

１つ叶うとまた一つその上を
手に入れたくなって、
どんだけ欲深なの

"近くにいるのにな"

あの頃好きだった気持ちとか感覚とか
一つ一つを集めて確認して
まるでパズルみたいにはめあわせて。

BH「ねぇA、今外にでれる？急だけど」

「え！？なんで？？」

BH「いいから、あったかい格好して
出ておいで」

まさかね、まさかよね。

上にガウンだけ羽織って玄関まで走った。