昔の頃のように ページ20
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とりあえず場所を変えようって
スタジオを出て非常階段へ。
2人で横並びに座った
BH「ごめんね、呼んじゃった」
「楽屋にいなかったから
会えないかと思ったよ」
BH「だから呼んだんだよ〜(笑)
また会えるって言ったでしょ」
約束、覚えててくれたんだ
なんかさっきから心臓が変だ。
「今日のベクちゃん、眩しいよなんか」
BH「メイクしてるからかな〜？」
いや。メイクも髪型も衣装もかっこいいけど
そお言うことじゃなくて
「初めて生で見れるね！ステージ」
BH「だから！俺、結構緊張してるもん」
「そっか。ベクも緊張するのね〜余計たのしみ←」
BH「でも毎回ステージは緊張するけど、」
ふとベクちゃんを見ると目があって、
「ん、するけど………？」
BH「今日は特別な…！」
私を見ながら
へへへ、恥ずかしい〜って。
なにもう…ドキドキ止まらないよ
「へへへ、特別」
BH「ちょ、ニヤニヤすんな(笑)」
「だってね…？？」
嬉しくないはずないもん。
ポッケの中の携帯が震えてる、
多分マネオッパでしょうか。
画面を見ると
「あ、やっぱりマネオッパだ。
そろそろ行かないと」
BH「行かないとうるさくなるんだろ？笑
よくチャニョルたち言ってたな」
「うん、そーなんだよ〜
あーもういかなきゃ」
取り出したスマホをしまおうとすると
ベクちゃんは私に向かって手を差し伸べてた。
「ん？手繋ぐの？」
BH「はっ！(笑)ちがう。
かーしてー！」
そお言うと私の右手からスマホを取って
なんか打ち込んでる模様。
BH「…ほいっ！でーきた」
「ん、？なになに」
このスマホが目に入らぬかバリに
私に向けてスマホを見せてる。
BH「今携帯ないから
入れておいたから、俺の番号」
まさかの、嬉しいよお。
「へ！？ほんとに！？嬉しい」
BH「ほら、いこう。マネヒョン待ってるし」
「う、うん。いく」
BH「手繋ぐ？(笑)」
黙ったままでいると
"ごめん冗談"って
いたずらに笑うベクちゃん。
もう、よくないそおいうの
ドキドキ止まらないじゃん。
本番、お互い頑張ろうって言い合って
非常階段を後にした。
………………楽屋に戻ると
案の定鬼の顔したマネオッパが待ってて、
あーだこーだ言われたけどシカトしときます。
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作者名：amarinn | 作成日時：2018年2月7日 7時
