setting☆ and vermouth. ページ1
.
A=A / アマレット (20)
前世ではコナンの大ファン。
今生は赤髪桃瞳のアメリカ人
性格 ▶ 穏和で器も広いが、根は若干ガラが悪い
世渡り上手。努力家。狡猾?
特技 ▶ やればできる
白崎 遥歌 / カシス (6)
前世の記憶無し。黒髪茶瞳の日本人
性格 ▶ 元々は素直だったが擦れてツンデレに
特技 ▶ 情報処理関係と研究関係
【※ 原作約6年前の年齢】
◇◆
“ A=A ” という名前と共に生を受け、私はその名を使って生きてきた。
──中学二年生の、冬までは。
それまで私は、この世界が名探偵コナンの世界である事は知っていても、それに殆ど関与してこなかった。
そもそも日本にすら住んでなかったし原作始まる前だったし。
産声をあげたその瞬間から前世の私は既に死んでおり、第二の人生を歩まざるをえないのだと悟った。
そしてそれに悲観する事も無く前世の記憶を有効活用した。金持ちの家に生まれた私は幼い頃よりあらゆるレッスンを受けたのである。
検定や資格は取れるだけ取り、容姿にも恵まれた私は当時十四にして州一番の才女だった。
と言う事は、存在する全ての法律を破ってきたようなクソ組織にも私の存在は知られていたわけで。
丁度新しい組織のメンバーが欲しかったのかは知らないが、ともかく私は組織に誘拐された。
中学校の帰りに、それはあっさりと。
護身術も体術も習っていた私が、何故いとも容易く誘拐されたかと言えば、当時の担任がグルだったから。詳しい話は長くなるから割愛。
「ベルちゃん、久しぶりにお茶でもしよ」
誘拐されて黒の組織の一員として育てられて、私はそれにさくっと順応して。
今や組織からの信頼も厚い。
コードネームも手に入れた。
「あら、アマレット。デートのお誘い?」
今艶やかな髪を靡かせた美人に呼ばれたとおり、 “ アマレット ” というコードネームだ。
「そうよ。最近良いお店を見つけたの」
ね、行こ? と首を少し傾けた。
主張の強い燃えるような私の赤い髪が揺れる。
ベルモットは潤いに満ちた唇を親指でひと撫でして考えるように視線を下げたが、やがて携帯の着信音が鳴ると残念そうに眉を下げた。
「ごめんなさいね、待てのできないぼうやが居るみたいだから」
そう言い細い通路を引き返したベルの背中にまた誘うよと告げれば、待ってるわとひらひら片手を振られた。
.
相変わらず、かわいい。
敵じゃなきゃ最高だった。
142人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Maho(プロフ) - 途中までですが、読ませていただきました!とても面白かったです! (2018年7月21日 17時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
癒純(プロフ) - めあさん» 嬉しいです! ご指摘ありがとうございます、全然気づいていませんでした笑 文字化けみたいな感じの事が起きていたみたいです、修正しました! (2018年5月4日 11時) (レス) id: 32471a5b5b (このIDを非表示/違反報告)
めあ - とても面白いです!一つ気になったのですが、ときどき入る『う』の濁点2つは、なんなんでしょうか…?更新待ってます。 (2018年4月21日 9時) (レス) id: 463c5ba869 (このIDを非表示/違反報告)
癒純(プロフ) - ーさん» 大丈夫ですよ! ありがとうございます!! すごいがんばれます! (2018年1月17日 20時) (レス) id: da9e5193a1 (このIDを非表示/違反報告)
ー - いえ全然!ただ単に気になっただけです!こちらこそ勘違いしてすみません!更新頑張ってください! (2018年1月17日 18時) (レス) id: 4478221eaa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:癒純 | 作成日時:2018年1月15日 2時