ワタシの分身 ページ6
ある雨の日のリクルーティング。
この雨じゃ、リクルーティングは出来ないから、ゲストさん達に少し顔を出すだけで終わりにする予定。
私達のことを好きになってくれた人達も、だんだんと増えて来たのだ。
ステージ前にはもうたくさんのゲストさん達が、私たちを待っている。
A『生憎の天気だね』
ジョ「まぁ、しょうがねぇ。流石に天気は変えられねぇからな。」
A『そうだn ?「ああぁあああああぁぁ!!」!?』
突然の大声にびっくりして振り向く。
先にステージに上がっていたマルフィが、取り乱したように叫んでいた。
A『どうしたの!』
マル「鏡…!私の鏡が無い!あぁ鏡!かが…み」
ジョ「おい!おまえら!あいつに鏡を向けろ!撮ってる場合じゃねぇ!向けろぉ!」
ショックで気を失ってしまったマルフィに、ゲストさん達に頼んで鏡を向けてもらう。
普段落ち着いた彼があんなに取り乱すなんて…
余程大切なんだなぁと改めて感じる。
マル「あぁ…美しィー…!ありがとう皆!ありがとう!」
A『何とか元の調子に戻ったみたいだね…』
ジョ「おー。何事かと思えば、あいつらしーなw」
鏡で自分の姿を見て、すっかり元通りのご様子。
マル「最後に私の美しィーポーズ!ワタシィ!!」
ジョ「うわっ…まぶしっ…!」
A『いつもよりキラキラしてる気が…!』
マル「皆!雨がやんだらまた来ておくれ!ワタシィ!の美しい姿を!」
キャー!と歓声が上がる。
普段のリクルーティングでは見られない手下達に、ゲスト達も満足したようだった。
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ラム - 続きが気になる (2020年5月12日 23時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまレモ | 作成日時:2020年3月10日 20時