僕の特等席 ページ18
ダル「A?」
A『あぁ、ダル。いいよ。』
ソファに座って本を読んでいたAの名前を呼ぶと、察したように笑って、隣の空いたスペースをトントンと叩く。
全て話さなくても通じるのは、信頼関係が築かれている証拠だってマスターが言ってた。
Aとも仲良くなれているようだ。嬉しい。
ダル「やった!じゃあ肩借りるぞ〜」
僕はAが読書しているあいだ、Aの肩に寄りかかって昼寝をするのが好きだ。
Aがここに来る前はジャックの肩を借りてたけど、あいつすぐ動くんだよな。
その点Aは大人しいから、読書してるAは昼寝したい時にぴったりなんだ!
柔らかいし、いい匂いもする。
Aの肩によりかかると、すぐ眠気はやってきて。
僕は夢の中に走っていった。
〜
ダル「…んぁ?」
結構寝ちゃったみたいだ。
そういえば、15時にはジャックとお茶会するって約束だったんだ!
早く行かないと…あ、そういえばAの肩借りてて…
そう思って隣を見ると、読み終わった本を閉じ、寝息を立てているAがいた。
ダル「起こすのも悪いか?でも、約束…うーん…」
その後、ダルメシアを呼びに来たジャックは、仲良く気持ちよさそうに眠っている2人の姿を発見した。
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ラム - 続きが気になる (2020年5月12日 23時) (レス) id: 53f56e15b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あまレモ | 作成日時:2020年3月10日 20時