手下との日常…？ (ページ31)

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美味しい魔法ページ31

ダル「ジャック！大変だ！聞いてくれ！」

ジャ「どうしたんだよ親友！そんなに慌てても良いことないよ？」

ダル「さっき、喉が渇いたから水でも飲もうと思ってキッチンに行ったんだ！」

ジャ「そうなの？僕に言えば紅茶を入れたのに。」

ダル「まぁ聞けって！そしたら、キッチンでAの声が聞こえて、気になったから覗いたんだ！」

ジャ「へぇ！それは僕も気になる！」

ダル「Aの事になると態度違くないか？まぁいいけど…それで、白い容器に粉を混ぜてて水を入れたりしてたんだ！そしたらその粉、どうなったと思う？」

ジャ「…どうなったの？」

ダル「ふわふわ膨らんで、色が変わったんだよ！」

ダルはとても興奮しているようで、大きく振った尻尾が見えるようだった。
キラキラとした目で続ける。

ダル「それだけじゃないんだ！その後、Aが袋からキラキラした石をつけてそれを食べたんだ！」

ジャ「えぇ！食べちゃったの？」

ダル「僕もびっくりしたよ！だから急いでAの所へ行って、僕もそれを貰ったんだ！」

ジャ「君も食べたのか!?」

ダル「だって気になったから…そしたら、口の中でパチパチって！弾けたんだ！甘酸っぱくて美味しかったぞ！」

ジャ「色が変わる粉に、弾ける綺麗な石…すごい魔法だね！Aの故郷はどんなところだったんだろう…」

ダル「な！僕も聞いてみたけど、秘密だって言われたぞ。でも、その食べ物の作り方は教えて貰った！」

ジャ「ほんとに？じゃあ僕も一緒に作りたい！」

Aが作る不思議なお菓子は、ヴィランズ手下の中で大人気になった。