【安室透/降谷零】走り屋なんて嫌いです Ⅰ (ページ45)

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解決ページ45

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-安室透 side-

周囲に目を光らせながら、足早に東都水族館へと向かった。風見には記憶を戻すためキュラソーと共に観覧車へ乗るよう伝えてある。東都水族館へ組織の人間が行ったと言うことは、キュラソーを奪還する以外に、風見にも危害が加わる可能性があった。被害は最小限に食い止めたい、そう強く感じていた。

東都水族館へ行くなりスタッフに扮して観覧車内に潜り込む。FBIもキュラソーを追っていると言うことは赤井秀一もいるのだろう。こうなってしまった要因は公安の落ち度もあったため、自分達で片を着けたいのだ。そのためFBIには今回手を引いてもらいたかった。

手を引けと言って引いてくれる奴等ではないことは重々承知している。だからこそ、何としても手を引いてもらうため、現在、観覧車上部に立ち赤井秀一と対峙している。まずは口で交渉だ。

「FBIには手を引けって言ってるんですよ」

「『嫌だ』と言ったらどうする」

口で交渉しても手を引こうとはしなかった。それなら強引にでも手を引かせるしかないと考え殴りかかった。

不覚にも観覧車内部に落ち、第二ラウンドと思った時、赤井を呼ぶコナンの声が聞こえた。赤井と対峙しつつ耳を傾けていると、観覧車の車軸とホイールに無数の爆弾が張り巡らされているとの事。赤井が《一時休戦》とばかりに首を横に降った。仕方ない、今は爆弾処理の方が最優先だ。コナンに案内してもらい爆弾処理に取りかかる。停電するなどのトラブルに見舞われつつも、ギリギリで爆弾を解除し、爆破を免れた。

その後、爆弾を解除した事が要因でオスプレイに乗る組織から直接的な攻撃を受けた。コナンの協力もあり彼らをギリギリまで追い詰める事ができたが、最後の最後で車軸とホイール部分を中心に攻撃を受けていた。彼らの企みがそこに仕掛けてある爆弾を爆発させる事だとわかった時には既に遅く、車軸が外れて水族館の方に転がり始めた。コナンの素早い判断により観覧車を止める事は出来たが被害は思いの外大きくなってしまった。

キュラソーは観覧車の下敷きになり遺体となって発見された。

事故処理や、状況報告など、事は解決したがこれからの事を思うともう少し忙しさが続きそうだ。

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長かった…！最後駆け足になってしまいました。緊迫した観覧車のシーンを一頁で書こうと思ったのが大きな間違いでしたね汗

拙い文章で申し訳ない気持ちでいっぱいです。

時間を見つけてその都度加筆、修正を入れようと思います。