【安室透/降谷零】走り屋なんて嫌いです Ⅰ (ページ41)

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不安ページ41

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「彼とは次はいつ会えるんですか？」

『明明後日の予定だよ。二ヶ月ぶりにまともに休みがとれたから一緒に過ごそうって言われて』

「二ヶ月ぶり…かなりお忙しい彼なんですね。寂しく…ないんですか」

『会いたい気持ちはあるし、寂しくないって言ったら嘘になるけど。仕事で頑張ってるのに会いたいなんて言ったら困らせちゃうし、笑顔で《おかえりなさい》って言いたいし…はは、なんか答えになってないね』

「いえ…なんか参考になります。私も、なかなか会えないけど、信じて待つことにします」

同性と恋愛について語ることは一度もなかったが、これが俗にいう女子会と言うものなのだろうか。彼について、色々心配や不安もあったが、こうして話すことで気持ちが少しだけ楽になった気がした。その後も恋愛や日頃の愚痴、家族について話をしていたら、いつの間にかお昼を過ぎていた。蘭の家庭の事情も聞き、父親とコナンのために夕食を作らないといけないということだったので、連絡先を聞いて別れを告げる。自分の買い物は済んでいるため歩いて自宅へ戻った。

自宅へ戻るなり、夕食や入浴を済ませてからそろそろ寝ようとテレビを消そうと思ったときに、首都高にて暴走車両による大きな自動車事故があったという速報ニュースが流れた。

(…零さんは、大丈夫だよね…)

何故か一瞬、彼の事が頭をよぎった。気になって報道番組にチャンネルを変えようと思ったがテレビを消す。強い不安を感じながら布団に潜り込んだが、その日はなかなか寝付けなかった。

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そこまで詳しくは書きませんが、次から少しだけ映画、純黒の悪夢ネタを入れようかなと思ってます。そのうち、ゼロの執行人ネタもできたらいいなと考えてます。