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『すいません。まだ今市本人の口から何も聞いておりませんので、私からは今何もお答えすることは出来ません。本日後ほど、事務所と相談の上お時間を頂戴し皆様にお話させていただきたいと思います。』
私はそれだけを口にし、記者に見送られながらタクシーへと乗り込んだ
タクシーへ乗り込むとすぐ
プルルルル、
プルルルル、
画面に表示されるマネージャーの文字
ぴ、
『もしもし』
”あ、おはよう!Aやばいわ!お前んちの前記者だらけかも”
『もう遅いわ!!(笑)てか、あれ何?隆二あいつ何しでかした?』
”いや〜、なんかこの間の特番の打ち上げ後、ベロベロに酔っ払ったカナちゃんが隆二から離れなくて・・”
なんてマネージャーは少し言いにくいそうに一部始終を説明しはじめた
あの日隆二も無理矢理飲まされすぎてベロベロだったこと
カナちゃんが隆二にひっついて離れなくて、酔っ払った周りのアーティストの方々が送ってやれ、とはやし掛けて
最終隆二が1人カナちゃんを家まで送り届けたってこと
”あれでも隆二はAが心配だからって早く帰ろうとしてたんだぞ”
『・・・、なるほどね』
”ただ、記事にはAが高熱で倒れた中、隆二が浮気って言う書かれ方をしてて・・・”
『・・ん、何となくわかった。』
だいたい全てのことを理解し、
マネージャーには見えないのに
私は一度だけウン、と頭を縦に振った
『今から番組の撮影だから、その撮影後時間作って。会見する』
”え、Aが・・?”
『うん、、私が。』
あの日帰ってきた隆二があんなに辛そうだったから
次の日、
何があっても俺を信じて、と何故か私よりも悲しく笑っていたから
だから、私は・・・
隆二を信じるよ・・。
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とも(プロフ) - 隆君…カッコ良すぎます!もぉーキュンキュンしまくりました(>_<)後ろからギュッとされてあんな台詞言われたら息とまります(*_*)ずーっとラブラブな2人でいてほしいです!いつも素敵な作品ありがとうございます! (2015年7月21日 20時) (レス) id: 14f32061b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SUZAKU | 作成日時:2015年6月14日 16時