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次の日


『ん、・・』



目がさめると目の前には隆二の寝顔



本当に寝た時のまま

隙間なくギュ、と私を抱きしめてくれているままの隆二



『ありがと、ね・・隆二(笑)』



私は愛おしいその寝顔に向かって無意識にそう吐いた




すると、

ブーーーーー、

ブーーーーー、

ブーーーーー、



『ん、?』


サイドテーブルに置かれた隆二の携帯のバイブが鳴り響く


ブーーーーー、

ブーーーーー、

なかなか切れない長いバイブ音



電話かな、?



『隆二、起きて。電話だよ』



RJ「・・んぅ、?」



『電話なってるよ?』



私がそう言うと


未だ開かない目をこすり無理矢理開けようとする隆二




RJ「んー、、ピ、もしもし・・、」


誰かも確認せず電話に出た隆二



っと、次の瞬間


バッ、


RJ「あ、おはようございます、HIROさん!!」


開かなかった目がバッと開き
一気に起き上がる



RJ「・・え、?・・いえ、昨日は打ち上げで、、、はい。、、はい、、、いや、今Aんちです。、、」



向こうとの会話は聞こえないけど


隆二の表情を見る限りあんまり嬉しい電話では無さそうだ



RJ「・・わかり、ました。、、いや、はい。とにかく今から向かいます!・・それじゃあ、失礼します」

ピ、


『HIROさん何だって・・?』


RJ「あ〜俺今から事務所行かなきゃダメになったわ」



『事務所?何?呼び出し?(笑)』



RJ「そんなとこ。(苦笑)てか、お前体は?大丈夫なのか?」



心配そうに聞いてくる隆二


『あー、うん、大丈夫!昨日より全然マシ(笑)』



RJ「ならよかった、、てか、ごめんな、今からまた側に居てやれねぇ」


『ううん、いいよ(笑)今日14時入りでしょ?またその時に(笑)』



RJ「お前来れんの?」


『余裕(笑)』



RJ「無理、すんなよ・・?」


『大丈夫だってば(笑)』


RJ「なら良いけど。・・あぁーーー、もう時間やべ。ちょっと行ってくるわ!」



『うん、わかった』



いってらっしゃい、なんて着替える隆二に手を振ると



RJ「Aあのさ、」


『ん?』



いきなり隆二がこっちに近づいてきた


そして、



ぎゅ、、、



『ん?』


RJ「何があっても、俺を信じて・・」



それだけ耳元で囁くと

行ってきます、と隆二は足早に部屋を出て行った





”何があっても、俺を信じて・・”



この言葉が一体何を示すのかわからなかったけど

何だか私の胸はぎゅ、と何かに掴まれたように痛かった

.

真実→←・



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とも(プロフ) - 隆君…カッコ良すぎます!もぉーキュンキュンしまくりました(>_<)後ろからギュッとされてあんな台詞言われたら息とまります(*_*)ずーっとラブラブな2人でいてほしいです!いつも素敵な作品ありがとうございます! (2015年7月21日 20時) (レス) id: 14f32061b2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SUZAKU | 作成日時:2015年6月14日 16時

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