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お昼時の休憩室に
“ある噂”が広がった。
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それは、地下一階に
とんでもない“鍵オタク”がいて
密室事件をいとも簡単に解決し
倉庫には鍵だらけで
ずっと鍵を開けているという噂。
すごくリアリティーがあって私は
“地下一階に行ってみたい”
と無邪気な心をくすぐられる。
もともと島出身な私は
冒険とか、そういうのが大好き人間。
友達にはやめときなって言われたけれど
チャンスがあるなら必ず行きたい。
そう思っていた。
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・
お昼休みが終わり
憂鬱な仕事の時間。
すごく、変態そうなおじさんを案内したり
最近は50そこそこの弁護士さんにからまれる。
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「むぅ...。」
面倒くさい。
そう思っていた
12月のとある1日。
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作者名：もも | 作成日時：2015年10月3日 14時
