ep.220 ページ21
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「…ジョングクさん、今何時だと思ってるんですか……」
“え？知らない”
「そっち時間との時差考えて…電話してもらっても…よろしいでしょうか、…」
“無理。だって僕、今しか空いてないもん”
私のいる韓国では午前3時。
ジョングクさんのいる海外とは時差8時間くらい
“聞いてほしいってデモ送ってきたの、Rouでしょ？”
「や、そです、けど……、さすがに朝が早すぎというか、まだ1時間も寝てな、“じゃあいいじゃん。まだ浅かったでしょ？”……横暴ぅ…」
王様、降臨です。あは、と電話越しに笑ってる
“…聴いたよ。また歌上手くなったね”
「ほんとですか？」
“いや、俺が言える立場じゃないけど”
「言える立場デスよ…、」
“…楽しみ。次のカムバ”
「…ふふ、よかったです。」
あれからジョングクさんは、本当に兄弟みたいに振る舞うようになって、もちろん事務所内もそうだけどメディアでもそういう風に見られることが多くなった
＿＿『妹っていうか、“弟”でいい？』
そう訊かれたのはいつだったか。
『最初に会った時を思い出したんだよね。Rouのこと、可愛い弟って思って、本当に嬉しかったんだ』
だから『僕は弟としてお前を可愛がりたい』って。
それがこう上手い具合に広まってくれて、変な噂も立たずに今に至る。ファンの方にもそう思ってくれてたら嬉しいなって思う。
「ジョングクさん、」
“ん？”
「うれしいです」
“ん。”
兄のような存在に認めてもらう。これはとても嬉しいことで。
「もっとでっかくなりますね」
“…Rouには無理。細っこすぎ”
「ジョングクさんは筋トレし過ぎなんですよ」
“あ〜ほら褒めるとすぐ調子乗る(笑)”
でっかくなるって、存在としてって意味で肉体的じゃないことは2人とも分かってるけど
“ちゃんと食べてんの？また倒れてたらジンヒョンの体も持たないからね”
「食べてます！ジンさんがおぶれないくらいになっておきます」
“あは、だからお前には無理(笑)”
「ジョングクさん」
“なに？”
「無茶だけはダメですよ」
“ふっ……分かってるよ。”
心配なのはこっちも同じだから
これまで色々あったけど、きっとこれからも色々あるんだろう
自分はいつまでアイドルをやれてるかも分からないけど、この人たちの近くにいたいと思う
そしていつか同じ場所に立ってみたい
そんな日が来るかな
『愛』を大切にして明日も私は輝き続けたいと思う＿＿＿＿
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さく - グクが切なくて号泣しました、、。 (2022年6月23日 21時) (
レス) @page20 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
なる - すばらしかった!一気に読みました！映画にしてほしいくらい! (2022年1月12日 7時) (レス) @page23 id: e79cab2ce6 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - むぅさん» むぅさん、コメントありがとうございます！書いてから少し経っているのですが、読んでくださる方がいるのが嬉しいです、、。素敵なコメントで作者も嬉しいです！ (2021年2月2日 18時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
むぅ(プロフ) - とっても素敵なお話でした…読んでたら自然と一緒に涙してました。また読み返します！ (2021年2月1日 19時) (レス) id: 8dd9a678ab (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - リーさん» リーさん、コメントありがとうございます。もう一度最初から読んでいただけるなんて…！長いお話なので本当にありがたいです、、！何度でも楽しんでもらえると嬉しいです！ (2020年11月30日 19時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mila.
| 作成日時：2020年5月2日 21時
