ep.157 ページ8
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その時は突然訪れた。
ぼーっと床にペタンと座り、クッションを抱きしめてこてんと横になったその時、いきなり買い出しに出ていたお姉さんがバタンと扉を開けて入ってきて、それからマネさんが慌てて入ってきた
「??」
「Rou…!!」
「マネさん…お久しぶりです、あの、どうし__「いいから!!とりあえず立て!来い!着替えは車に用意してっから、!!」…のわっ!!?」
掴まれた腕。そのまま家を飛び出す。その時チラリとお姉さん見たら、「ファイティン!!」と笑顔で送り出された
な、何が……?!
久しぶりに外に出たら、空気が思っていたより冷たくって、肺に入ってくるのが痛くって、力が入らなくって、膝が笑う
「あ、あぅ、……!」
「なんだ腑抜けたか?ここ数週間で(笑)」
なんて笑いながら惨めな私を愛おしげにみやる
車に押し込まれると、メイクヌナがいてにっこり微笑まれた
「えっ、」
「さぁ、Rouちゃん久しぶり〜ああ、ようやく私のこの腕がまた活かさせる日が来たわ〜もぉ〜何日待ったことか…!!」
「うひゃぃ、!?」
これに着替えて、と押し付けられて後部座席でもぞもぞ着替えると、それはパンツスーツのようなもので
「はーい、しっかりネクタイもしてね。」
「あ、はい…」
もう何が何やら訳分からないです!でもとにかく言われた通りに手を動かす
「わぁー、偉い!Rouちゃん活動休止期間とはいえちゃんとお肌のケアしてたでしょう?きゃー、メイク乗り良くってオンニは嬉しい!」
「わふっ!?」
メイクが終わると小さなコテでやや伸びた髪を整えてくれて、鏡を見せられてびっくりした
「……あ、」
___“Rou”だ…
暫く見なかったRouがいる。Aではない、アイドルのRouだ。
「裏口から入るからできるだけバレないように行くぞ」
車が車庫に入るとよくわかんないとこから建物に入って、いつもなら記者やファンの方に囲まれるそれがなくってなんか悪いことしてるみたい
「いいか、Rou。これはごく一部の人間しか知らない。俺とさっきのメイクさん、それから___」
「俺ら、BTSですよ。」
___!?!?
ガチャ、と傍の部屋から出てきたのは先輩方7人。
「ぁあ〜!Rouちゃん、よかったぁ、会いたかったぁ!!」
「どわっ、Vさ、!」
「…テヒョニヒョン。」
「もー、そんな怖い顔しないでよ、ジョングギぃ」
へっ、え?
「あと数分で記者会見が始まる。Rouはそこに出てきて。後のことは全部僕らに任せて」
ね?とジンさんが微笑んだ
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mila.(プロフ) - モモさん» モモさん、コメントありがとうございます。Rouちゃんの可愛さや愛らしさが伝わっていたら嬉しいです、!今後も楽しみにしてもらえるように頑張りますね! (2020年4月14日 10時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - はじめまして、いつも楽しく拝読させていただいています。なんといってもrouちゃんの独特な雰囲気が好きです。これからも陰ながら応援しています。 (2020年4月10日 3時) (レス) id: 34ce0c79e8 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - ぱるさん» ぱるさん、初コメありがとうございます!とっても嬉しいです。気に入ってもらえてるようでほっとしました笑 ぱるさんもお体にはお気をつけてください。いつも読んでくださりありがとうございます。これからも楽しみにしてもらえれば嬉しいです (2020年4月8日 10時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - 本当に大好きなお話です!そしてこの感想が初めてになってしまい申し訳ないです...!お身体に気を付けてくださいね、これからも応援してます! (2020年4月7日 0時) (レス) id: 95d7d2a085 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - aさん» aさんありがとうございますー!名言?みたいなの、恥ずかしいです、、笑。でも楽しんでくれていたら嬉しいです!これからもゆるっとやっていくので気長にお付き合いください〜 (2020年3月27日 20時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mila. | 作成日時:2020年1月12日 18時