ep.161 ページ12
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ぎゅうとマイクを握りしめ直す
「私は、“愛されてます”」
どよめく会場
そうだ、伝えたかったのは感謝と、それから愛されてるということ。
「辛い時、先輩方は支えてくれました。母は小さい頃から“愛”が何たるかを教えてくれましたし、世界中飛び回る母を誇りに思ってます…っ」
それから
「預かってくれてた祖父母も凄く温かくて。寂しいと思ったことは1度もありません。…母親が傍にいないと、それは“愛されてない子”ですか…？」
「「！」」
「私は、愛に包まれてるって、ずっと、ずっと…それで、世界を飛び回る母に、家に戻って来なくても私が元気なことを伝えられるように、私が大きくなれば、母の苦労が減ると……そう思って、単純に、小さい頃、そう思って、それで…っ」
つらつらと言葉が出てくる、止まらない、
「アイドルにスカウトして頂いて、それからレッスンの日々で、出来ないことばっかりで決して優等生とは言えなかったのに、先輩たちがまた手を取って前を歩いててくれて…私、だから本当に凄く幸せで…
ファンの子達も優しくって、」
“きゃー、Rou〜♡”と手を振ってくれるファンの顔が浮かび上がる。皆こんな私を応援してくれた
「ファンの方は、愛してくれました。だから、私も愛したかった、愛してました、何よりも、大事な存在だから、」
「「……。」」
すぅと息を吸って吐いて呼吸を整える
「これだけは、自信を持っていえます。
Rouは間違いなく愛されてます。
そして私も愛されてきました。他の誰よりも。ここに居る皆さんよりも。この報道を見てくださってる方々よりも、世界中の誰よりも…っ!!
私以上に愛に囲まれて来た人はいないと、そう胸を張って言えます…！」
だから
「それだけ…それだけでいいから…わかってください…っ。」
ファンを愛してた、愛して頂いた、
先輩たちからも
もちろん、母親からも。
「みんなを愛したかった、…愛されてたから…愛してもらったから…だから伝えようといつも思って活動してきました」
ここに居る記者さんたち。愛を知ってますか？とってもあったかくて、素敵な世界なんですよ
「皆さんにも大きな愛が届きますように…」
そう言って静かにマイクを置くと、波を打ったように静かな時が流れ、ハッとしたように幾人かの記者さんやカメラマンが動き出す
溢れそうな涙を流さないように堪える
すると1人の記者が立ち上がって深くお辞儀をした
「ありがとう。」
そう言って
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mila.(プロフ) - モモさん» モモさん、コメントありがとうございます。Rouちゃんの可愛さや愛らしさが伝わっていたら嬉しいです、！今後も楽しみにしてもらえるように頑張りますね！ (2020年4月14日 10時) (
レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
モモ - はじめまして、いつも楽しく拝読させていただいています。なんといってもrouちゃんの独特な雰囲気が好きです。これからも陰ながら応援しています。 (2020年4月10日 3時) (レス) id: 34ce0c79e8 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - ぱるさん» ぱるさん、初コメありがとうございます！とっても嬉しいです。気に入ってもらえてるようでほっとしました笑 ぱるさんもお体にはお気をつけてください。いつも読んでくださりありがとうございます。これからも楽しみにしてもらえれば嬉しいです (2020年4月8日 10時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
ぱる(プロフ) - 本当に大好きなお話です！そしてこの感想が初めてになってしまい申し訳ないです...！お身体に気を付けてくださいね、これからも応援してます！ (2020年4月7日 0時) (レス) id: 95d7d2a085 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - aさん» aさんありがとうございますー！名言？みたいなの、恥ずかしいです、、笑。でも楽しんでくれていたら嬉しいです！これからもゆるっとやっていくので気長にお付き合いください〜 (2020年3月27日 20時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mila.
| 作成日時：2020年1月12日 18時
