scene.97 ページ48
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V side
「ジンヒョンっ！」
ぴょんぴょん飛び跳ねて、帰ってきたヒョンの元に駆け寄るとよしよしされる。あー、ヒョン。僕ヒョン好き〜
って「顔に出るなぁ、テヒョンは」と笑われた
「…せっかくメイクしたのにぃ、ヒョン、髪ちょっと濡れてる、汗もかいた？」
「へっ？あ、ああ、うん、ちょっと走っちゃったから(笑)」
「ヌナのとこにね」
「うんそうそう、Aのとこ……ってえ！？」
「いひひ」
「な、な、な、…なんで!?」
僕一言も言ってないよねー?!と言うヒョンにまたにひっと笑う
わかるよ。だって何年一緒にいると思ってるの？
堪らずむぎゅうと抱きつくと「テヒョン！」と顔を真っ赤にして照れてる
えへ、嬉しいなぁー。ヒョン、今まで素直になれなかったのが素直になってこれたってことでしょう？
「Aヌナ、元気そう？」
「元気、というか、雨の中傘ささずにいたから…やー、ほんと無防備なんだよね、昔からあの子(笑)」
「わ、惚気〜！」
「えっ！ちょ！違うよ!?//」
「顔に出てますよ〜ヒョン〜幸せって！」
「エッ！」
ばっと顔を手で隠すヒョン
でもよかったなぁ。2人とも自分に素直になれたんだなぁ
「…そういえばAをライブに呼んだのはテヒョンでしょ」
「あれ、バレてる？(笑)」
「ジョングクなら僕に言ってきそうだし、他にいないでしょ、…もう、本当心臓止まるかと思ったよ、(笑)」
「んひひ、でもそのお陰でヒョンとヌナははっぴーでしょ？」
「……その言い方ずるいねー」
耳まで真っ赤で、初心で、ピュアで、純真な心を持ってるジンヒョン。
「ジンヒョンなら、ヌナを一生幸せにできる気がするよ」
根拠はないけど。でも傷つけたりしない。これまでのように、ヌナの傍に寄り添って、時にはおちゃらけて、明るくするんだ、みんなを。
「…ユンギにね、“俺はこのまま天才同士でAさんと対等な付き合いを続けたい”って言われたんだよね。」
「シュガヒョンが？」
「Aといると落ち着くし、作業の負担が少し軽減するんだって。だから僕とは違った関係でこのまま縁を繋げていたいって言ってたんだ」
「ヒョンはそれでいいの？」
「うん。ユンギのこともAも信用してるし、僕じゃわからない領域の話ってあるだろうから(笑)」
僕平凡だからさ(笑)
「…ありがとう、テヒョナ」
ヒョンの傍で応援してくれて、ありがとう。
そのヒョンの顔は清々しく美しい。僕は「僕はなんもしてないよ」と微笑み返した
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mila.(プロフ) - xts9cp5sUjUGJbjさん» 感想ありがとうございます。私も実はこの作品が気に入ってるんです笑 この作品を愛読してくださり、ありがとうございました！ (2021年10月5日 17時) (
レス) id: 1554483eb9 (このIDを非表示/違反報告)
xts9cp5sUjUGJbj(プロフ) - とても…とても綺麗なお話でした。作者様の言葉選びなどがとても魅力的で、物語に吸い込まれるようでした。とても素敵な作品に出会えて幸せです。これからも応援してます、 (2021年10月1日 2時) (レス) @page50 id: a176559be4 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - ももさん» ももさん、嬉しいコメントありがとうございます。「素敵な時間」を提供できたとしたら本当によかったです。これからも一緒にバンタンを応援できたら嬉しいです (2021年9月5日 14時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - 美しい文章、と素敵な時間をありがとうございます。 (2021年8月30日 12時) (レス) id: 7a7f3f1d7f (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - まる汰さん» まる汰さんコメントありがとうございます。書いてから随分経ってもなおこうして読んでもらえて嬉しいです。ジンくんの宝石箱、、美しい表現をありがとうございます。なんだか染み入ります(笑) (2021年6月28日 20時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mila.
| 作成日時：2019年11月29日 12時
