ep.109 ページ10
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「Rou、俺と連絡先交換してよ」
「え、なにそれ。僕も知りたい」
同年代のアイドルの美男子が寄ってきて一気に囲まれる、なんてことがここ最近多すぎる
素直に友達になりたい人ばかりだから、警戒心抱きすぎても良くないんだけどこの前のこともあるし
挨拶程度にスキンシップなんてざらにあるから、"バレない"ようにするので必死
___ん??
待てよ、
バレない、って…
でも自分は別に男って偽ってるわけじゃない
バレるバレないの問題じゃないのでは…?
「oh my gosh…」
何をそんなに気にしてたんだろう…
「あ、Rouくんだぁー、今日も美人だねーっ」
「んきゃぅ!」
「あはは、ちゃるせんぎょった!」
どん、と背中に飛び乗って頬にぽっぽされた
ちなみに同い年の子で、この子はかなり距離が近い子
「ねね、写真一緒に撮って」
「え、っあ」
パシャ、とセルカ
「はぁ〜美人だわ、ノーメイクでしょ、なんでこんなに綺麗なの、君」
「…そんなことないって」
「巷でなんて言われてるか知らないの?」
「??」
「男女問わず虜にする"妖精"」
よ、妖精…?
「僕の友達も君のペンだし従姉妹もそうだよ。凄いなぁー」
「ありがとう、ってその方たちに伝えてくれる?」
「……加えて本当に良い奴だね、」
グリグリと頬を押し付けられて「ちょ、擽ったいから(笑)」と笑ってたら
「___Rouちゃん、」
「!!」
「…お友達?いいね、楽しそ」
にっこり微笑むVさん
心臓まで凍りつきそうな、あまりに甘い笑顔に固まる
「わ、Vさんだ…綺麗、」ってぼそっと彼が呟くとVさんが近寄ってきて
「Rouちゃん、僕のとこ、おいで。」
「!!」
ぉぉおお、お怒りのようです、オッパ…!
咄嗟にむぎゅ、っとVさんの腕に抱きつくと「…わ、超絶綺麗な2人…」とまた空気読まずに言うもんだから
「いひ、じゃあ見ればわかるよね?Rouちゃんは綺麗なものに囲まれてるのが似合うでしょ?」
「え、」
顔を青くするとその子が「出直してきますーー!」と走り去った
「V、Vさん…!」
「…簡単に男に近寄るなって言った」
「そ、それは…!」
「襲われかけたんでしょ、ジミナに聞いた」
「ッ、だってどんな人か教えてくださらなかったのVさんじゃないですか!」
「その人だけじゃなくてどんな男でも近寄らせちゃだめなの!」
「そんなの無理ですよ!こんなナリしてるんですよ、
それに、そういうVさんだって、綺麗な女の子近寄らせてるじゃないですか…!」
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mila.(プロフ) - てじてじさん» わあ、なんででしょう、、こちらの設定で変えられそうなら変えますね!コメントありがとうございます。とっても嬉しいです!これからも楽しんでもらえるように頑張りますね! (2020年4月14日 10時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
てじてじ - とても面白い設定で深読みしてしまいます!素晴らしい作品をありがとうございます!私としては…私情なのですが年齢制限がかかってしまい殆どのお話が見られないのが残念です…最後に軽く今までの話の軽いあらすじのようなものを書いて頂けたら嬉しいなって思います、! (2020年4月11日 15時) (レス) id: e09dd228a8 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - babe305901さん» コメントありがとうございますー!!うれしいです!主人公ちゃんがジョングクとどうなってくのか、これからの展開も楽しみにしてくださると嬉しいです! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
babe305901(プロフ) - いつも読ませていただいてます! ジョングクの手紙の言葉に涙腺崩壊しました!! これからも更新楽しみにしてます! (2020年1月8日 5時) (レス) id: d0df43b242 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - Haruka Abeさん» こちらの作品でもコメント頂けてとっても嬉しいです!今後の展開、期待に添えるように頑張りますね!応援ありがとうございます!! (2020年1月7日 17時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mila. | 作成日時:2019年11月22日 23時