ep.141 ページ42
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ジミンside
「じ、じ、じ、自分が…っ、ジミンさんとですか…っ!?」
「うん。だから宜しくね(笑)」
「こ、これは夢か……??」
「あはは。夢じゃないよ、ちゃんと現実。ほら、1ヶ月しかないんだから、急がないと」
そう。夢にまで見てた、Rouとの共演。
「…自分はダンスが踊れないので、だから、演出面でなんとか補おうと思います、」
「そうだね〜新人類クンはちょおっとダンスが不思議だから(笑)」
そう揶揄うと
「むきゃっ!」と声を出して「誠に申し訳ございません」と泣き声になった。あはは、可愛いなぁ。なんか揶揄い甲斐があるというか、焦ってるの見ると可愛くて。
「ユンギヒョンの時はどうしたの?」
「え、ああ、作詞はお互いがやって、作曲はシュガさんが…それで演出は自分が担当しました」
「そっか。今回は作詞も作曲もRouが担当になってるけど……」
負担大きくない?大丈夫?と問い掛けると「問題ありません!」と爽やかに即答された
「いつか必ずジミンさんと舞台で、と夢見てたので、その時のために何個か用意してたんです、えへへ、」
「ぇえ〜なに、!!!可愛すぎっ♡」
思わずぎゅうっと抱きしめるとまた「あひゃ〜」と変な声を出しながら2人でゆらゆら揺れる。
「……足、引っ張らないように、頑張ります」
「何言ってるの。もうRouはそんな存在じゃないよ。言ったでしょ。キミは僕のライバルなの。どっちかが劣ってるとか、もう思わないで。僕とステージに上がる時は、先輩後輩関係ないよ。
同じ表現者なんだから___」
そう言うと肩の力が少し抜けたのか
「…ジミンさんは、本当に自分の大天使さまです」
「ん?(笑)」
「自分のことを見つけてくれました。それから、凄く良くしてくれて…BTSの皆さんに繋いでくれたのも、ジミンさんです。感謝しても、しきれません」
ふっとRouが振り返る。
あまりの顔の近さにドキッとした
___綺麗な顔…っ
「ジミンさん、好きです。」
「!」
「だから、ジミンさんとの舞台、絶対…世界一素晴らしいものにします。恩返し、させてください」
グレーの瞳が僕を射抜く
その美しさにばくん、ばくん、と心臓が波打った
「…それを恩返しと思わないで(笑)」
恩を売ったつもりはないから、と微笑むと彼も微笑んだ
「それでも、自分はこのステージに全力を注ぎます」
Rouの意気込みに僕も負けられないと思った。
あと1ヶ月。どこまで仕上げられるか。皆を驚かせられるか。それが僕達の課題だった
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mila.(プロフ) - てじてじさん» わあ、なんででしょう、、こちらの設定で変えられそうなら変えますね!コメントありがとうございます。とっても嬉しいです!これからも楽しんでもらえるように頑張りますね! (2020年4月14日 10時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
てじてじ - とても面白い設定で深読みしてしまいます!素晴らしい作品をありがとうございます!私としては…私情なのですが年齢制限がかかってしまい殆どのお話が見られないのが残念です…最後に軽く今までの話の軽いあらすじのようなものを書いて頂けたら嬉しいなって思います、! (2020年4月11日 15時) (レス) id: e09dd228a8 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - babe305901さん» コメントありがとうございますー!!うれしいです!主人公ちゃんがジョングクとどうなってくのか、これからの展開も楽しみにしてくださると嬉しいです! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
babe305901(プロフ) - いつも読ませていただいてます! ジョングクの手紙の言葉に涙腺崩壊しました!! これからも更新楽しみにしてます! (2020年1月8日 5時) (レス) id: d0df43b242 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - Haruka Abeさん» こちらの作品でもコメント頂けてとっても嬉しいです!今後の展開、期待に添えるように頑張りますね!応援ありがとうございます!! (2020年1月7日 17時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mila. | 作成日時:2019年11月22日 23時