ep.133 ページ34
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V side
ぺたん、ぺたんと寝ぼけ眼でリビングに行くと既に人が沢山集まってて、あとはマンネだけだとみんなが笑った
ハッとそこで意識が急に覚醒して
「Rouちゃん…っ!!!」
「ふぎゃっ、」
駆け寄って抱きつく。ぎゅうって。Rouちゃん、生きてるよね、大丈夫だよね、
「あぅうう、Rouちゃぁあーーん…っ」
「あぇええ、Vさっ、落ちついて…っ」
号泣する僕を宥めようと慌てる彼女
それを眺めてるヒョンたち
「テヒョンは不思議だな。ステージの上だとあんなに完璧でかっこいいのに…世界一の美青年って忘れさせてくれるよ、こーいうとこ見てると(笑)」
とナムジュニヒョンが言った
「ほらほら。もう平気だから。Rouちゃん、まだ胃の調子戻ってないだろうからちょっとずつね、僕が見ててあげるよ、それから朝ごはん。ありがとう。」
ジンヒョンの声にRouちゃんはふわっと笑って「ジンさん。……好きです。」
なんて言うもんだから
「のぁ!?」「ひぎゃーー!」
僕とジンヒョンの奇声が重なり合う
「るせ。…こいつが“好き”を連発するタイプなのはもう知ってんだろ。2人とも騒ぎすぎ」
とシュガヒョンに怒られた
「…マンネどーする」
「先食べてよう。遅れる」
「そだな、Rouが起こすのが1番効果あるけど」
「ダメ!!絶ッ対だめ!!」
僕が断固反対とRouちゃんを抱き締めると、皆が笑って「そう言うと思ってRouには行かせないよ」とホビヒョンが笑った
抱きしめた腕の中で、彼女がふと顔を上げる
「Vさん。」
「ん?」
「…昨日はごめんなさい、それから、ありがとうございます」
「迷惑かけたとか、思っちゃだめだからね」
「…はい。たぶん、」
「僕も、Rouちゃんにいっぱい助けられたから、お互い様なの。ね?」
「…そう思うようにします、(笑)」
そう微笑みながら小指を見せて「これ。本当にいつもVさんが傍にいてくれてるみたいで安心するんです」と以前あげた指輪を見せた
「ほら2人ともいつまでも抱き合ってないで席ついて!」
大抵所定の位置についた6人に、2席分空いた席。
Rouちゃんがどうしようという顔をしたので僕がジンヒョンと僕の間に座らせた
食事を始めるとRouがぽつりと呟いた
「……初めて、」
「え?」
「初めて、こんなに大勢で朝ごはんを食べました…」
そこへグガが起きてきてまだ寝てる半分で席につく
「母は仕事でいないし、もう1人は慣れっこなんですけど。慣れすぎて、なんか、こんなにいるのが不思議です、(笑)」
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mila.(プロフ) - てじてじさん» わあ、なんででしょう、、こちらの設定で変えられそうなら変えますね!コメントありがとうございます。とっても嬉しいです!これからも楽しんでもらえるように頑張りますね! (2020年4月14日 10時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
てじてじ - とても面白い設定で深読みしてしまいます!素晴らしい作品をありがとうございます!私としては…私情なのですが年齢制限がかかってしまい殆どのお話が見られないのが残念です…最後に軽く今までの話の軽いあらすじのようなものを書いて頂けたら嬉しいなって思います、! (2020年4月11日 15時) (レス) id: e09dd228a8 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - babe305901さん» コメントありがとうございますー!!うれしいです!主人公ちゃんがジョングクとどうなってくのか、これからの展開も楽しみにしてくださると嬉しいです! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
babe305901(プロフ) - いつも読ませていただいてます! ジョングクの手紙の言葉に涙腺崩壊しました!! これからも更新楽しみにしてます! (2020年1月8日 5時) (レス) id: d0df43b242 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - Haruka Abeさん» こちらの作品でもコメント頂けてとっても嬉しいです!今後の展開、期待に添えるように頑張りますね!応援ありがとうございます!! (2020年1月7日 17時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mila. | 作成日時:2019年11月22日 23時