ep.120 ページ21
.
_____え、
すっと、口付けられたことに気がついたのは、ジョングクさんの顔が離れた時だった
ぽかん、と彼を見上げると、
「ん。泣き止んだね(笑)」
と笑いながら、寂しげな顔をした
「ジョングク、さ、…っ//」
すっと頬を撫でられてコツンとおでこをつけられた
「…俺、お前のこと、大事。」
「…ぇ」
それだけ言って、暫くずっとジョングクさんは私を優しく包み込んでくれた
「Rou、俺の家庭教師になってよ」
「…へ?」
「俺もっと色んな言葉話せるようになりたいし」
それに
「お前の傍にいたい。もっと。」
「!」
真剣な、まっすぐの、濁りのない澄んだ目。
かぁっと顔が熱くなる
「ふっ、可愛い(笑)」
「っ、ま、待ってくださ…!い、いきなりなんか、おかしいです、ヒョン…!//」
まるで口説かれてるような、そんな気持ちになるくらい
いつも生意気、生意気、って言われてばかりなのに
「可愛いよ、Rouは。マジで。」
「〜〜!//」
「弟だから、とかじゃないから。」
「は、」
「俺は、Rouが____」
ごくん、と息を飲んだその時
____がちゃ!
「Rou!お前いつまでいるんだ!飛行機乗り遅れんぞ!」
「あ、」
ぱっと時間を見るとギリギリの時間で
「す、すみませんっ!明日から日本公演で…!」
ヒョンを見るとがっくり肩を落としてから、ふにゃっと笑って
「…はぁ。ほんと、、」と呟いてから
「…何もなくても電話してくれて構わないから。俺はいつでもお前を想ってるよ」
きゅ、と手を握られる
「無理は許す。無茶はするな。」
「!!」
「約束。」
ん、と手を差し出されて、まさか自分が以前かけた言葉をこんなに覚えていてくれてるなんて、と驚きつつその手をとる
「…はい。約束です。無茶はしません」
「ん。」
「ほら!Rou!行くぞ!!」
マネヒョンに手を引かれながら振り返って満面の笑みをジョングクさんに向ける
「ヒョン!!」
「?」
「自分も!!ヒョンのこととっても尊敬してて大事な存在です!!」
愛らしい笑顔。いたずらっ子なとこ。意外と大人びたところ。美しい歌声。誰からも愛されるとこ。自分みたいなのにも気にかけてくれるとこ。
「ジョングクさん大好きです…!」
いつもいつも
ありがとうございます…!
そう言うと、顔真っ赤にして蹲ってた
2356人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mila.(プロフ) - てじてじさん» わあ、なんででしょう、、こちらの設定で変えられそうなら変えますね!コメントありがとうございます。とっても嬉しいです!これからも楽しんでもらえるように頑張りますね! (2020年4月14日 10時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
てじてじ - とても面白い設定で深読みしてしまいます!素晴らしい作品をありがとうございます!私としては…私情なのですが年齢制限がかかってしまい殆どのお話が見られないのが残念です…最後に軽く今までの話の軽いあらすじのようなものを書いて頂けたら嬉しいなって思います、! (2020年4月11日 15時) (レス) id: e09dd228a8 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - babe305901さん» コメントありがとうございますー!!うれしいです!主人公ちゃんがジョングクとどうなってくのか、これからの展開も楽しみにしてくださると嬉しいです! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
babe305901(プロフ) - いつも読ませていただいてます! ジョングクの手紙の言葉に涙腺崩壊しました!! これからも更新楽しみにしてます! (2020年1月8日 5時) (レス) id: d0df43b242 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - Haruka Abeさん» こちらの作品でもコメント頂けてとっても嬉しいです!今後の展開、期待に添えるように頑張りますね!応援ありがとうございます!! (2020年1月7日 17時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mila. | 作成日時:2019年11月22日 23時