ep.102 ページ3
.
「いやー、よかったよかった!これで好きなの食べなさい!」
って、マネヒョンが気前よく言ってくれたのです!
「ね、ヒョン!一緒にいきましょ!」
戯れたまま、ジョングクさんの背に自分の背を預けて言うと、
「えー、今ダイエット中」
「いいじゃないですか、奢りですよ!今日は大丈夫です!」
「あは、何が大丈夫なのか全然わかんないんだけど…(笑)」
けらけらと笑う
預けた背の広さに、ちょっとどきりとした
「ジョングクさんと一緒に行きたいんです…っ」
うー、と背を押すと
「だからー、ダイエット中なんですー」
と押し返される
「ぐえ、…重…い、」
「けけけ、」
「そんな卑劣な笑い方、ジョングクさん黄金マンネの名が泣きますよ…!」
「それでも僕は黄金マンネです」
至極楽しそうな声が背中越しに聞こえて、ほっとする
____よかった、
「ね、いきましょ?」
「…うん、いいよ」
立ち上がると「ん」と両手を差し出されて、
「え、っと…起き上がらせてってことですか?」
にひ、と可愛らしく笑う
「いや、抱っこでしょ、両手広げてるんだから」
「む、無理です!死んじゃう、!」
「ええ〜」
試してみるだけでもいいじゃん、と言われて、仕方なくヨイショと力を入れたものの
「〜〜〜!」
「ファイティン、ファイティン〜〜」
む、無謀だ…!
女が男を持ち上げるって、しかもジミンさんみたいな人じゃなくて、ジョングクさんですよ、ヨロブン。想像してみてください、ネズミが丸太を持ち上げるみたいなものです
「しょうがないな。」
「え、…?」
ぐわ
っと視界が高くなる
「え、」
____え??
「ひっ、!」
「抱っこしてやるって約束だったからね」
横抱きにされて、廊下を歩かれる
ひぇえ、困る、盛大に困る!
「にっしっし」
「あうう、おろしてください!//」
「やーだ。お仕置き」
きゅっと首元に手を回して気付く
逞しい首、腕、とは対照的に綺麗な目、きゅっと上がった口角、ちょっと見えるえくぼ
「っ!//」
なんてこった、本当、美青年だった、この人…
「なに食べたいの、Rou」
「えっ、」
あ、
「ヒョン、ちょっと寄り道してください!」
「え?」
「作業室、寄ってもらえますか?」
「……いいけど、え、いいけどさ、」
____ジンヒョンも呼ぶの?
「はい。今度一緒に焼肉行こうって約束してて」
「…その笑顔見せられるとなんも言えないわ…(笑)」
ハァ、と肩を落としてた。なんで?
2356人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mila.(プロフ) - てじてじさん» わあ、なんででしょう、、こちらの設定で変えられそうなら変えますね!コメントありがとうございます。とっても嬉しいです!これからも楽しんでもらえるように頑張りますね! (2020年4月14日 10時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
てじてじ - とても面白い設定で深読みしてしまいます!素晴らしい作品をありがとうございます!私としては…私情なのですが年齢制限がかかってしまい殆どのお話が見られないのが残念です…最後に軽く今までの話の軽いあらすじのようなものを書いて頂けたら嬉しいなって思います、! (2020年4月11日 15時) (レス) id: e09dd228a8 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - babe305901さん» コメントありがとうございますー!!うれしいです!主人公ちゃんがジョングクとどうなってくのか、これからの展開も楽しみにしてくださると嬉しいです! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
babe305901(プロフ) - いつも読ませていただいてます! ジョングクの手紙の言葉に涙腺崩壊しました!! これからも更新楽しみにしてます! (2020年1月8日 5時) (レス) id: d0df43b242 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - Haruka Abeさん» こちらの作品でもコメント頂けてとっても嬉しいです!今後の展開、期待に添えるように頑張りますね!応援ありがとうございます!! (2020年1月7日 17時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:mila. | 作成日時:2019年11月22日 23時