ep.110 ページ11
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「は?」
「Vさん、可愛いヨジャアイドルさん、ちょっと躓くと構わず手を差し伸べるし、にこにこ笑いかけるし、この前は連絡先聞かれてたじゃないですか…」
「…」
「すっごいお似合いだったし、あー、Vさんの隣にはこんなふうな綺麗な方が相応しいな、とか。Vさん誰とでもすぐ仲良くなれちゃうし、わかってはいますけど、女の子からモテるよなぁ、とか…!」
「……」
「全然振り払おうとしないじゃないですかぁ…!なんか、Vさん、遠くにいる気がして…っ」
ハッハッと息切らして言い切れば、きょとん顔のVさんがにまっと笑った
「えーーなに、本当に可愛すぎる…。」
「…ハイ、?」
あの、今私、かなり感情爆発で…あああ、失礼なこと言った気がする…!!!
「あ、あわ、あの、Vさん、今の…っ」
「ふぅん。なーんだ、Rouちゃんもそんなふうに思う気持ちがあったんだ、いひひ、そこんとこ鈍感なんだと思ってたけど」
「え、っ?」
「だってそれって、僕にヤキモチ妬いてくれたってことでしょ??」
「!!」
ヤキモチ…?
「んふふ、嬉しい、僕が女の子と話してるの見て"嫉妬"したんだ。」
「ち、違っ」
「んんー、でも、僕優しいからこれ以上そんな気持ちにさせたりしないよ。だから僕ももう女の子と話さない。一切関わらない」
「…へ?」
「わかってて欲しいから。僕がどんだけRouちゃんのことしか考えてないか。どんだけ傷つけたくないと思ってるか。好きすぎてどんだけ苦しい思いしてるか____」
ふっと抱きしめられる
「僕が本気で愛してる子は、キミだけ。」
「!!」
「わかって。」
「V、さ…っ」
「どんだけ僕が重いかも、思い知ればいいよ」
今まで見せたくなくて隠してたとこも。ぜーんぶ見せてあげる、って
「もう手加減しない。」
「ひゃ…!」
チクッと首に痛みが走って目を瞑ると
「魔除け。」
「?」
「ジョングガ気づいちゃうかな(笑)」
「え?」
「…そこ、あんまり見せつけない方が身のためかもね」
「!」
「ボク的には見せつけて回りたいとこだけど、」
そう妖艶に微笑むと、「僕が可愛いと思うのはRouちゃんだけ」と言って去っていく
へにゃりと座り込んで熱くなった頬を抑えていたら
「お?Rou??どうしたの?」
「ホソクさん…」
「ありゃ?顔真っ赤だ!あえええ、泣かないで!どうしたの」
嬉しかった…凄く凄く嬉しくて涙が出た
それから自分が誰かを見て嫉妬したのも、初めてだった
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mila.(プロフ) - てじてじさん» わあ、なんででしょう、、こちらの設定で変えられそうなら変えますね!コメントありがとうございます。とっても嬉しいです!これからも楽しんでもらえるように頑張りますね! (2020年4月14日 10時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
てじてじ - とても面白い設定で深読みしてしまいます!素晴らしい作品をありがとうございます!私としては…私情なのですが年齢制限がかかってしまい殆どのお話が見られないのが残念です…最後に軽く今までの話の軽いあらすじのようなものを書いて頂けたら嬉しいなって思います、! (2020年4月11日 15時) (レス) id: e09dd228a8 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - babe305901さん» コメントありがとうございますー!!うれしいです!主人公ちゃんがジョングクとどうなってくのか、これからの展開も楽しみにしてくださると嬉しいです! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
babe305901(プロフ) - いつも読ませていただいてます! ジョングクの手紙の言葉に涙腺崩壊しました!! これからも更新楽しみにしてます! (2020年1月8日 5時) (レス) id: d0df43b242 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - Haruka Abeさん» こちらの作品でもコメント頂けてとっても嬉しいです!今後の展開、期待に添えるように頑張りますね!応援ありがとうございます!! (2020年1月7日 17時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mila. | 作成日時:2019年11月22日 23時