scene.10 ページ11
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海が荒れて本島に帰れなくなってしまって、今日は島にある小屋に泊まることになった。
「せっかくだからバーベキューしましょう！」
とRMさんの提案により、私たちは彼らと共に火を囲んだ。
スニーカーに、スキニーパンツ。黒のタートルに、ダウン。髪はラフにお団子。
そんな私の格好を、Vくんは「バーベキューにぴったり！最高！」と言った。
「そうだね、これ全部、汚れてもいいやつだから(笑)」
優しく微笑みかけると、
「わあ、ヌナは、甘い。」
「あまい、？」
「うん。あまい。」
「？？」
それだけ言って、「いひひ」と笑いながらホップしてお肉を取りに行った。
ぽかん、と彼の背を見つめていると
「……きっと “甘い雰囲気” ってことだと思いますよ」
とRMさんが目の前に腰掛ける。
「すみません、うちの子、ちょっと独特なんですよ(笑)」
「いえ。とっても魅力的です」
「…ええ。僕の自慢のメンバーですよ」
そう微笑むRMさんの笑窪が、夕闇に沈む太陽の残り陽に照らされた。
「ヌナ〜〜！！」
ぴょんっとVくんが戻ってきて、
「ヌナ。ヌナが好きなのはどれ？」
「え？」
「これと、これ。あとキノコ。いっぱい。あげるっ」
「…もしかして取ってきてくれたの？」
「いひひ。いっぱい食べよーね！」
隣にチョンと腰掛ける。
すると彼の横にジョングクさんとジミンさんが座って。
RMさんの隣にはJ-HopeさんとSugaさんが座った
ソクジンくんは、私から最も離れたところに座った。
気がついたら辺りは暗くなっていて、小屋の明かりが灯る。そこに小さな虫たちが少しだけ群がった。
「……」
ぼうっとその群がりを見つめていたら、時折ライトに透ける様子が、凄く綺麗だと思って
「…ヌナ？」
気がついたら、カメラを回していた
「……蛾を撮ったの？」
「…あ、」
「キレイだった？」
「っ、」
「ヌナには、キレイに見えたの？」
Vくんの、無垢な瞳が私を見つめる。私はゆっくり頷いた。
「…うん。満点の星空くらい」
「いひひ」
にーってVくんが目を細める。
「やっぱり、ヌナ、好き。」
＿＿＿＿＿がしゃん
その言葉に一番反応したのは
「…ジニヒョン？」
ソクジンくんだった。
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mila.(プロフ) - eriさん» eriさん、読んでいただきありがとうございます。コメントもとっても嬉しいです。新しい作品を連載できるようになったらまたぜひ読んでください！ (2022年2月26日 22時) (
レス) id: 1554483eb9 (このIDを非表示/違反報告)
eri - コメント失礼致します。milaさんのこの作品のジンくんが耳を塞ぐ場面で、感動して泣いてしまいました。私自身天才でもなんでもないですがこの場面を読むと凄く心が穏やかになれます。こんな素敵な物語を書いてくださってありがとうございます!陰ながら応援しています! (2022年1月22日 1時) (レス) @page48 id: fc2e283c55 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - ぐぅにむさん» 押し付けがましくてすみません…(笑)私自身、この作品結構お気に入りなんです、、(笑)描写がわかりやすいと言ってくださるの嬉しいです。何せモデルのバンタンがあまりに美しいので言葉にするのもやっとです…(笑)応援ありがとう！これからもよろしくお願いします (2020年8月18日 18時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ - 考えられてとっても楽しいです！mila様の作品大好きです！この作品だったらグクもいいですね。この子犬でもウサギでも赤ちゃんでもない。年下の男と思って気抜いてたら足元すくわれるのとこ好きです！これからも応援しています！mila様サランへ！(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2020年8月16日 1時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
ぐぅにむ - そしてまた約束をする からやってまいりました！おすすめと言われ読んでみたんですが。確かにジンペンにはおすすめですね！mila様の作品はなんか全体的に表現が具体的で想像がとてもしやすいです。綺麗な景色について詳しく書かれてたら、あこうかな、こうか？みたいに (2020年8月16日 1時) (レス) id: 6734aceaf1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mila.
| 作成日時：2019年11月9日 16時
