ep.55 ページ6
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「んふふ」
「…しまった、」
「え?しまった、じゃないでしょ、嬉しんでしょ」
「……うれしいデス」
ホテルのベッドに、ジョングクさんと、そして彼に抱きつかれた自分が寝転がっている
「さっきまでぐったりしてたの、どこの誰だっけ、…?」
と独り言を溢したけど、聞こえてないようで「疲れたぁ」と笑ってる
「楽しかったぁ。」
「…楽しかったですか?」
「うん。そりゃあもちろん。ライブしてる時が一番好きだよ」
「…そうですか」
「うん。そうだよ」
ま、いいか。
こうして笑ってるなら「無茶」はしなかったってことだ。
ああ、そういえばあのあと怒られました。「何スタッフ押し除けて勝手に!!」って
でも結果オーライだったから。
ジョングクさん、笑ってくれたから。
あれ自分にむけて笑ってくれたんだよね、って。リフトでステージ上がる前の、あれ
「Rouは明日帰るの?」
「はい。皆さんは明日もですよね」
「うん。」
「…見に行きたかったです」
「…次きてよ」
「でもarmyさんの1枠をいただくわけに行かないので、DVDを買います」
「わー、そういうこと言う?俺がこんなに可愛がってやってるのに、生で見たくないの?」
ウリウリ、とほっぺをいじられる
「…うー、知ってますか、映像だと何度もリピートできるんですよ、ヒョンのことも静止させたり、反復してヒョンの鼻の先のほくろを眺められるんですよ」
「…うわ、」
「嬉しいでしょ?」
「あ、生意気(笑)」
猫の戯れあいみたいにどったんばったん、ベッドの上で遊んでたら、ホコリが立ったせいでくしゃみが止まらなくなった
「くちゅ、へっくし、」
「…なんかむかつく、何その可愛いくしゃみ」
「えええ…ッ」
「テヒョニヒョンみたいなくしゃみの方が似合うって」
「…う、あ、あれは、ちょっと嫌ですね」
「あー、ヒョンに言っちゃおう〜」
「えっ、だ、ダメです!」
元気に見えるけど、いつも以上に目がとろんとしてる
「…ヒョン、」
「ん?」
「兄さんは、いつも素敵です。でも素敵すぎると、後輩としてはちょっと困ります」
「何それ(笑)」
「…自分は、ちょっと弱ってる時のジョングクさんも好きです」
「は、」
「頼りないかもしれませんが、…自分みたいな後輩、利用してください」
癒しになるなら、ストレスの解消になるなら、いくらだって利用されてくれる
「ヒョンはずるいです、」
あんな風にステージに出てるジョングクさん見たらいくらなんだってときめくもの
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mila.(プロフ) - 月のひかりさん» 他の作品でもコメントくださりましたよね、ありがとうございます、、!嬉しいです。気ままに更新頑張るので、楽しみにしていただけると嬉しいです! (2019年11月22日 23時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - りんかさん» りんかさん。コメントありがとうございます。返信遅れてごめんなさい、、とっても嬉しいです!誰と結ばれるのか、楽しみに待っててもらえると嬉しいです。続編に移行しましたので、今後もお付き合いくださると幸いです(^^) (2019年11月22日 23時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
月のひかり(プロフ) - あーーもう本当に大好きです、このお話!!! (2019年11月20日 22時) (レス) id: 29553fe515 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - 主人公はテヒョンと結ばれるのですかそれともそれとも、、うぅ、、続きが常にきになります!これからも楽しみにしています^_^mila.さんのペースで更新頑張ってください! (2019年11月20日 21時) (レス) id: b1eff33979 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - めぐさん» めぐさん、ありがとうございます。とても嬉しいです。楽しみにいていただけるよう、更新頑張りますね! (2019年11月20日 2時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mila. | 作成日時:2019年11月1日 8時