ep.78 ページ29
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ジョングクside
ジミニヒョンとマネヒョンと食事を終えて外に出ようとした時のことだった
笑い合う声が聞こえて、無意識にそっちを見たらRouと知らない男がいた
____誰だ…??
「なんか…何だ…??」
この言いようのない不快感。何なんだ、本当
隣のジミニヒョンも気がついたみたいで「Rou?」と声を漏らした
____あ
振り返った顔が思いの外可愛くてぽかんと口が開く
「ジミンさん!ジョングクさん!マネさん!」
「“わ、本物”」と隣の男が呟いて
「日本人?」
「俺Rouの友達で、日本で俳優してます」
「え、韓国語上手」
ヒョンが驚く
「“初めまして、ジミンです”」と器用に挨拶するヒョンとは違って何も言えないでいた
すると彼がふと俺に視線を向けて「ジョングクさんですよね、Rouのこと頼みます」と丁寧にお辞儀をした
「え、」
「この子、結構寂しがりなのに変に強がりだったりするんで」
「わっ、何言ってんのコウくん!//」
ボッと顔を赤くする
「…知ってる。Rouは生意気なのに謙虚すぎて甘え下手なのも」
むにとほっぺを摘んだら
「ひょんいひゃい…でふ」
「…よかったな、素敵な先輩いて」
安心した、と彼は笑って愛おしそうにRouを見つめる
「コウくんホテルまで一緒に行くよ」
「いいって。俺がお前の家まで着いてくよ」
「ええ、なんで、コウくんに来てもらってるのにそれはダメだよ」
なんて会話にさらに俺の不快度メーターが急上昇だ。Rouは悪くないから余計タチ悪い
「じゃあ俺らと一緒に帰ろうよ。コウさん、ホテルまでお送りしますよ、マネヒョンが」
「俺かよ!(笑)」
「グガもそれでいいよね?」
「え」
ヒョンがうまくまとめて
俺はRouの腕掴んで隣に立つ
「ヒョン、あの時自分に付き添って手をあっためてくれたって。最初に駆け寄ってくれたのジョングクさんだって聞きました」
Rouが僕を見上げる
「ありがとうございました。いつも、見ていてくれて。自分は一人じゃないんですね」
「…一人じゃないよ」
一人じゃない
「たとえどんなサイバーテロが起きても俺がお前を見捨てることはないし、ゾンビになってもお前を喰らったりしないよ」
「一体何の話です?!」
「あはは」
「あ!N〇〇xで見たんでしょ!そうなんですよね?」
「《無理は許すけど、無茶は許さない》から」
「へ…っ?」
ビクンと不自然に体を震わせて
「え、あ、…//」
チョンと頬を撫でたら顔真っ赤にした。…かわい、
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mila.(プロフ) - 月のひかりさん» 他の作品でもコメントくださりましたよね、ありがとうございます、、!嬉しいです。気ままに更新頑張るので、楽しみにしていただけると嬉しいです! (2019年11月22日 23時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - りんかさん» りんかさん。コメントありがとうございます。返信遅れてごめんなさい、、とっても嬉しいです!誰と結ばれるのか、楽しみに待っててもらえると嬉しいです。続編に移行しましたので、今後もお付き合いくださると幸いです(^^) (2019年11月22日 23時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
月のひかり(プロフ) - あーーもう本当に大好きです、このお話!!! (2019年11月20日 22時) (レス) id: 29553fe515 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - 主人公はテヒョンと結ばれるのですかそれともそれとも、、うぅ、、続きが常にきになります!これからも楽しみにしています^_^mila.さんのペースで更新頑張ってください! (2019年11月20日 21時) (レス) id: b1eff33979 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - めぐさん» めぐさん、ありがとうございます。とても嬉しいです。楽しみにいていただけるよう、更新頑張りますね! (2019年11月20日 2時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mila. | 作成日時:2019年11月1日 8時