ep.64 ページ15
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ジョングクside
「半日オフに釜山に帰るんだ。一緒に来ない?」
そう誘ったら「せっかくのお休みに自分なんかと過ごすなんて阿呆ですか!」と断られたけど、もちろん押し切った。僕がいいって言ってんだからいいの。
僕の運転する車の助手席に、Rouがまるメガネかけてちょこんと座ってる姿に笑みがこぼれた
「釜山行ったことある?」
「いえ、」
旅行自体したことなくってと目を輝かせた
「母は忙しいし…あ、でもそれを嫌だとか思ったことはないんですよ?憧れはありましたけど」
外交官だというエリートのお母さん。きっとそうだとすればどちらかと言えば裕福な家庭だったはずで。
Rouから感じる品の良さは、その御育ちからきてるのかもしれない
「あ、そうだ、この前j-hopeさんにいただいたヒョンの写真、待ち受けにしました…!」
「え、ホビヒョン何送ったの」
「見てください、かっこいいですよ、ヒョン」
それはいつかの「走れバンタン」の撮影の合間に撮られたらしいものだった
ま、その写真写りいいからいいや
「そういえば日本デビュー決まったんだって?」
「そうなんです、!…嬉しい反面、不安反面で、」
「日本語できるじゃん」
「“そんなことないですよ〜” (笑)」
「げ、やめてよ、俺、本当にちょっとしかできないんだから」
「“アミの皆さん、愛してる”?」
「それは言える」
そういうとふふ、と笑って「[愛してる]はどんな言語でも言えたらいいですよね」って。
「人を傷つけることはないですもん」
I love youは素敵な言葉です、と笑う
笑うたびに、ちょっと長めの前髪がふわふわ揺れた
「…髪、」
「髪?…あ、前髪切らなきゃ。ジンさんみたいに自分で切るのもいいかも…」
「やめなよ、オン眉になったらどうするの」
「確かに。ジンさんの顔面をもってして成立するあの髪型、、」
「…色入れても似合いそうだけど」
「次の新曲に合いそうなら染めるかもです」
「色、教えてね」
「??わかりました」
一緒の色にしたい、とか、うわ、俺重症だな。たかが後輩。何がそんな特別なんだろう、綺麗な顔してるし、ちょっと言い返してくるとことか可愛いけど
「Vさんなんでも色似合うからいいなあ〜」
なんて画像漁って言うもんだから、左手でおでこをこつんとつついた
「あた、ッ」
「俺のこと褒めなさい」
なんか、誰にも取られたくないとか、そんなこと思う俺ってやっぱ変?
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mila.(プロフ) - 月のひかりさん» 他の作品でもコメントくださりましたよね、ありがとうございます、、!嬉しいです。気ままに更新頑張るので、楽しみにしていただけると嬉しいです! (2019年11月22日 23時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - りんかさん» りんかさん。コメントありがとうございます。返信遅れてごめんなさい、、とっても嬉しいです!誰と結ばれるのか、楽しみに待っててもらえると嬉しいです。続編に移行しましたので、今後もお付き合いくださると幸いです(^^) (2019年11月22日 23時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
月のひかり(プロフ) - あーーもう本当に大好きです、このお話!!! (2019年11月20日 22時) (レス) id: 29553fe515 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - 主人公はテヒョンと結ばれるのですかそれともそれとも、、うぅ、、続きが常にきになります!これからも楽しみにしています^_^mila.さんのペースで更新頑張ってください! (2019年11月20日 21時) (レス) id: b1eff33979 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - めぐさん» めぐさん、ありがとうございます。とても嬉しいです。楽しみにいていただけるよう、更新頑張りますね! (2019年11月20日 2時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mila. | 作成日時:2019年11月1日 8時