ep.50 ページ1
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もう、あれから散々だった。
ジョングクさんわざと私が笑うようなことをするから、声を出さないようにするのに必死で。
その隣でジミンさんが笑いを堪えてる。たまにちらりとこちらを見るからもうバレるんじゃないかとヒヤヒヤだった
ちょっとした音もみなさんは気付くでしょ?ていうかいるはずのないところから人の気配したら怖いもの
ジョングクさんが配信を終えると、ベッドで正座の私のところにジミンさんが飛び込んできた
「Rou〜」
「う、…ぁ、!」
ボフン、と倒れ込んで、ジミンさんがすりすりと顔をすり寄せた。
「…っ、擽った、…ジミンさ、!(笑)」
「Rou、ねえ、本当に可愛い。今度一緒に服買いに行こう」
「え、ジミンさんと?い、いいんですか、…ッ痛、!!」
足をツンツンと遊ばれる。目線をしたに向けるとそれは
「ジョングクさん…!!」
「にっしっし、足痺れて動けないんでしょ、(笑)」
「ひっ、…ちょ、だ、ダメ…っ、あ、ひゃっ」
「「……」」
「??」
「ジョングギ、今すぐそれやめよう」
「はい。」
「…え、?」
「Rou、ダメだよ。あんな反応したら、ちょっと、こう、ね、?」
うん、言いたいことわかるでしょ?ってジミンさん。ジョングクさんを見たら、顔を逸らして頬を赤らめている
「…コホン、あー、Rou、今日そっちのベッドで寝るでしょ?」
「…え、」
どうやらジョングクさんは同じ部屋で寝てほしいらしい。
「ウリマンネはいつも一人部屋だからね〜」とジミンさんが言っていた
どうしよう、ベッド別なら問題ないかな、とか思ってたら
____ピンポーン…
「あれ!テヒョナだ!!」
ジミンさんが扉を開けると、真顔のVさんがズンズン私の方に向かってきて、
「…帰るよ。」
「へ、?」
「ほら、」
グイッと手を引っ張られる。あれ、怒ってる?
「ちょっ、ヒョン!今日Rouは僕と一緒に寝るんです!」
「は、…?? “一緒に寝る”??」
それ本気で言ってんの、とVさんに睨まれた。ヒィ。蛇に睨まれた小動物です、みじんこになってませんか、私
「…ダメだってば。Rou、疲れてるし、自分の部屋で寝させてあげようよ」
じゃあ、僕送るから
とVさんが手を引いて部屋を出る
「あ、ヒョン!!!」
ジョングクさん、ごめんなさい、そんな目で見ないで…と思いながら、振り返ることなくグングン廊下を歩くVさんの、揺れる髪を見上げた
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mila.(プロフ) - 月のひかりさん» 他の作品でもコメントくださりましたよね、ありがとうございます、、!嬉しいです。気ままに更新頑張るので、楽しみにしていただけると嬉しいです! (2019年11月22日 23時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - りんかさん» りんかさん。コメントありがとうございます。返信遅れてごめんなさい、、とっても嬉しいです!誰と結ばれるのか、楽しみに待っててもらえると嬉しいです。続編に移行しましたので、今後もお付き合いくださると幸いです(^^) (2019年11月22日 23時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
月のひかり(プロフ) - あーーもう本当に大好きです、このお話!!! (2019年11月20日 22時) (レス) id: 29553fe515 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - 主人公はテヒョンと結ばれるのですかそれともそれとも、、うぅ、、続きが常にきになります!これからも楽しみにしています^_^mila.さんのペースで更新頑張ってください! (2019年11月20日 21時) (レス) id: b1eff33979 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - めぐさん» めぐさん、ありがとうございます。とても嬉しいです。楽しみにいていただけるよう、更新頑張りますね! (2019年11月20日 2時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mila. | 作成日時:2019年11月1日 8時