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ジョングクside
「A＿＿＿＿！！！」
しっかり掴んでいたはずの彼女の手が、消えた
ハッとしたときには、透明な壁の向こうにいっていて、悪魔に捕らえられていた
「ヒョン！」「Aちゃん！！」
みんな壁を叩いて叫んだ。でも、こっちの声は聞こえてないみたいで
＿＿＿＿ゴンゴンっ！！
「A！！！A…っ！！」
どうして…！
行かないで！！
ヒョンと一緒に帰るでしょ！？
もう声なくなっていいや、って思うくらい叫んだ。声で壁が割れてくれればいいのに、って思った。気がついたら涙も出ていたし、叩いた拳が真っ赤に腫れ上がっていた
すると向こうでホソギヒョンが目をとろんとさせている
＿＿＿！！
「ホソガ！！！」
「悪魔に喰われようとしてるのか？！」
「だめだ！ホソガ！！帰ってこい！」
Aも叫んでるみたいだった。悪魔の腕を必死に叩いて、抵抗してる
「くそっ！！」
ああ！壊れろ！こんな壁！！
体当たりしてもびくともしない
「あ、＿＿＿！」
テヒョニヒョンの声に、顔を上げて向こうを見ると
「‼⁉」
Aが、自分の腕を斬りつけた
バッ、と赤いものが見えて、それをヒョンの口に押し付けた
と思ったその瞬間
「っ、」
「ヒョン！」「ホソガ！！」
どん、という音とともにヒョンが落ちてきて
「ｯ、…Aさんが…！！！」
ってヒョンが立ち上がり、壁を叩いた
「Aさん！ダメだ！！君は＿＿＿＿！！」
ヒョンにジミニヒョンが抱きつく。
「早くトンネル抜けないと、僕たち帰れなくなっちゃうよ！！」
「Aちゃんを置いてくって言うの？！」
「そう、じゃ…ないけど！でも！！」
「お前が言ってるのはそう言うことだろ！」
「ヤー！！喧嘩してる場合じゃないだろ！」
ジミニヒョンとテヒョニヒョンの言い合いにジニヒョンが仲裁に入った。
なんで、なんで…っ！！
＿＿＿＿ “何があっても、ホソクさんを連れて帰ってね”
ああ、あの時のあれはこう言うことだったの？！ねえ！
＿＿＿＿ “大好きだよ”
好きって言ったじゃんｯ…！Aが僕にそう言ったんだよ？！
僕、まだAに言ってないよ
「ばかっ！！A！！」
言い逃げなんて卑怯だ
僕だって
伝えなきゃいけないことがある
.
.
「A…！！好きだ…！！！」
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mila.(プロフ) - カホシさん» カホシさんコメントありがとうございます！ちょっと変わった世界観でしたけど楽しんでもらえたなら嬉しいです！ (2021年3月28日 20時) (
レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
カホシ - こんなにお話にハマったのは初めてです！これに出会えて良かったです!! (2021年3月27日 18時) (レス) id: f18e6e17b1 (このIDを非表示/違反報告)
_tunputo_(プロフ) - 処女作でこんなに複雑で作り込まれたお話が書けるなんてすごすぎます……一気に読んでしまいました……。世界観に引き込まれて没頭してしまいました。（笑）これ、ドラマになったらいいのに。なんて思ったり。他の作品も全て好きです。これからも更新楽しみにしてます。 (2020年11月27日 0時) (レス) id: 993cb3d94d (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - カナタさん» わあ、嬉しいです！もう一つの方も、ちょっとずつですが更新頑張りますので、楽しみにしていただけると嬉しいです(^^)最後までご愛読ありがとうございました！ (2019年11月7日 20時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - きょうさん» ありがとうございます！感想嬉しいです！これからも頑張りますね！！ご愛読ありがとうございました！ (2019年11月7日 20時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mila.
| 作成日時：2019年10月28日 9時
