ep.34 ページ35
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深夜2時。
あの日、自信を持っていいよ、とj-hopeさんが仰ってくれた。その期待に応えたくて、ひたすらダンス練習に明け暮れた
＿＿＿先輩方があれだけ練習してるんだ。自分はその3倍やったって追いつかない
「くっ、…」
べたん、と床に大の字に倒れ込んで、
「…つめた、」
床の冷たさが気持ちいい。そっと目を閉じて体を丸めた
「…もう、動けない、…」
足が棒になったみたいだ。自分の足じゃないみたい。
そのまま呼吸が深くなって、意識が微睡んでいく感覚に襲われる。
ああ、こんなとこで寝たら怒られる…
そう思いながら抗う気力すらなくて。
スゥ、と意識が失われた。
＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
…暑い、…
そう思ってパッと目を開ける。
気持ちいいと思って寝たはずなのに、なぜ暑いのか
「…っ、げ、…」
腰に回った逞しい腕。
左足で自分の下半身が挟まれている。
ダンス室の鏡に目を向ける
「……なんでこうなった…？」
＿＿＿＿＿ジョングクさん
美しい寝顔のまま私にぴったり張り付いて寝ている。
こうして張り付くとはっきりするのは、
「体格…違いすぎる…」
身長も、肩幅も、胸板の厚さも。腰に回った腕ひとつにしても。
先輩だし、叩き起こすのも憚られてしばらくじっとしていたけど。いやでも暑い…
とにかく抜け出したい。
まず腰のとこの腕をよっこらせ、とどかし、足の上のジョングクさんの左足を両手でなんとか動かした。
床に這いつくばって、そろそろと抜けようとした、そのとき
ガッ
と腕を掴まれて逆戻り。
「逃げんの？」
「え、」
あれ？噂ではめちゃくちゃ寝起きがよろしくなくて、絶対に起きない人だって聞いてたんだけど。
「…はーぁ。いつ練習終わるのかなって待ってたのに。寝てるとかなんなの」
「へ…？」
「今何時だと思ってるわけ」
「…え、えっと…4時、半」
「勘弁して。眠い…」
またぎゅう、と抱きしめて「いい抱き枕」と笑った
「Rouは最近頑張りすぎ。ちょっと忘れたほうがいいよ」
ジミニヒョンそっくり。って
ジョングクさんに言われたくない。いつだって全力の彼に。完璧な方に。頑張りすぎ、だなんて。
「努力の虫になりたいの？」
「…あー、いや、ヒョンの方が…」
「ん？」
「…自分は、ジョングギヒョンに憧れます、よ」
自分とは対極にある "完璧さ" 。だからこそ自分の目指すべき姿だった
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mila.(プロフ) - かむりさん» ありがとうございますー！！嬉しいです！ (2019年10月31日 12時) (
レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
かむり - あー！最高です！！！！ (2019年10月30日 5時) (レス) id: d90aae6f87 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - テテLOVEさん» わー、嬉しい！楽しみにしてくれることが一番嬉しいです！！期待に添えるように頑張るね(^^)Rouがこれからどうなるか、ぜひ待っていてください！ (2019年10月30日 1時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
テテLOVE - 今日も朝から読みました！！！ すごいおもしろいです！ 続きがたのしみだよーーー (2019年10月29日 7時) (レス) id: 817c01a749 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - テテLOVEさん» テテに迫られたら…と思うといてもたってもいられないですよね(笑)楽しみにしていただけてるのがとっても嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年10月29日 1時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mila.
| 作成日時：2019年10月22日 17時
