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「っ、…」
グクくんの所属している事務所の前。
凄い、なんだ、ここ…っ
緊張でグッと鞄を握りしめる
早く学校が終わったから一緒に帰ろうかな、って思ってきてみたけど。もう無理かも、帰りたい、
「きゃー！！」「可愛い！」
って女の子たちの黄色い声に振り返ると、事務所からカッコいい人たちが颯爽と出てくる。
＿＿＿足長っ、顔小っ、美青年…っ
芸能人、恐るべし、…
思わず萎縮して縮こまっていると、
「…あ、！ジョングクくん来たわ！」
っ！！
「ジョングクくん！これ、差し入れです！」「ジョングクくん、頑張って！」
ざっと見ても数十人の女の子たちが声を上げていて。マスクをした背の高い青年に群がった。
＿＿＿グクくん、…っ
目元だけ見えてるだけなのに、可愛いあの綺麗な瞳で誰よりも輝いて見える
「……やっぱり、凄い人なんだ、…」
みんなグクくんのために可愛くお洒落して。本当、素敵な女の子たち。それに比べて私は……
「はぁ、」
自分の惨めさに肩を落として、声をかけるなんてできないまま踵を返して帰路につく
＿＿＿＿ソクジンさんにしても、テヒョンさんにしても、みんな美青年すぎるんだ
「…私が夢見てるんじゃないかな…っ(笑)」
乾いた笑いがこぼれたその時、
「ちょっ、なんで勝手に帰るの…っ！！！！？」
「ｯ！！」
「ﾊｯ…ﾊｯ…！」
珍しく息を荒くしてるから、追いかけてきてくれたんだとすぐにわかる
「っ、ど、どうして、…」
「どうして、って。こっちのセリフだよ！Aが事務所の前にいるの見えたから一緒に帰ろうと思ったのに」
「…見えてたの？」
「？？…うん。すぐにわかったよ。」
「っ、あんなに可愛い女の子たちいたのに、？？」
「ふっ、何それ。可愛い、」
「ｯ、？！」
「俺がAを見つけられないわけないでしょ？(笑)」
一緒にベッドに入ってる仲じゃん、って。
「っ、言い方！！語弊があるよ！//」
「事実でしょ」
「〜〜ｯ、知らない！」
ぴょこぴょこ楽しそうにグクくんは私の顔を覗き込んで「照れた？」って揶揄う
「あ〜本当真っ赤っか、可愛い(笑)」
ケラケラ笑ってる
もう、好き勝手笑って…！って思いながらも、
グクくんが笑ってるなら
それでいいかなって。
「グクくんの方が何千倍も可愛いよ」
ほっぺをツン、と刺したら
今度はグクくんが顔を真っ赤にしてた
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mila.(プロフ) - BeBeさん» BeBeさん、コメントありがとうございます。とっても嬉しいです！楽しんでいただけて書いて良かったなあと思います(笑) 本当にありがとうございます！ (2019年12月19日 22時) (
レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
BeBe(プロフ) - ファンタジーものは好みではないのに、この作品はすごく面白くて、お話の中に入り込んでしまいます！！楽しく読ませて頂いてます！ (2019年12月17日 14時) (レス) id: e6e2536d94 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - キムさん» わあ、とっても嬉しいお言葉ありがとうございます！2編も楽しみにしていただけると嬉しいです！頑張ります！ (2019年10月29日 22時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
キム(プロフ) - mila.さんのもう一つの作品を読んでこれを読み始めました。世界観がとても好きでわかりそうでわからないこの物語の内容がとても好きです。読んでたらなぜか自然と涙が出て来ました。作者さんが書く文章や言葉の選びはとても心に響きます。これから2編読んで来ます。 (2019年10月28日 18時) (レス) id: dd11077a9f (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - さなさん» ご感想、とても嬉しいです！引き続きハラハラドキドキするようなお話が書けるように頑張ります！ご愛読ありがとうございます！ (2019年10月24日 12時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mila.
| 作成日時：2019年10月11日 23時
