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「ホソクさんには、居なくなられた理由を伺ったんですか？」
「…うん。もちろん聞いたよ。」
答えはね、
「“悪魔”に連れ込まれたんだ、って」
「え、＿＿＿＿？」
「彼はそれを最後に、俺が夢の中に行っても姿を現さなくなった」
重い沈黙。
「…ソクジンさんも、禁忌を犯したから、戻れないんですか…っ？」
「うん、そうだね。でも、」
「言えない、んですよね…？」
「…うん、ごめんね、」
でも
「でもいつか、きっと俺やジミナを救ってくれる人が絶対来るって、信じてた。だから嬉しいよ」
「っ…？」
「君を待ってたんだ。ずっと」
「な、…っ」
ソクジンさんは私の頬を両手で包み込んで、おでこにぽっぽをする。
「っ、！！？//」
「あーーーっ！！！ジニヒョン！！ずるい！！」
「ヤー、いいじゃないか！テヒョナは周りにいっぱい可愛い女の子がいるだろう？！」
「ちっがーう！そういう問題じゃないの！」
じわじわと熱を持つ顔を見て、ユンギさんが鼻で笑った
「慣れてないんだな(笑)」
「っ、し、失礼な、」
「なんだ、彼氏の一人や二人いねーの」
「う、…」
ずっと。ずっと勉強ばかりしてきたから、恋愛には疎い。そもそも友達だって少ないのに、恋人なんてできるはずがなくって
「え〜可愛いね、僕擦れてない子好きだよ」
なんてジミンさんが言うから、全身が熱くて堪らない
「ね、グガ？」
「えっ、？！いや、僕に話を振らないでください、//」
私はパタパタと手で熱くなった顔を煽ぎながら、一つ咳払いをして
「…そう言えば、さっきユンギさんが言った"今日はいつまでかわからない"っていうのは…？」
「勘がいいな。俺らはこの夢の世界を行き来することができるようになったが、戻るタイミングは不確定なんだ。だから、いつ"あっち"の世界に引き戻されるか読めない。」
「…短い時でどのくらいですか？」
「3時間くらいだな」
「…鬼門ってあるでしょ？幽霊とかお化けとかが出てくるっていう、」
テヒョンさんがストローを咥えながら話す
「そんなようなものがここにもあって、時間になるとその出口が現れるんだ。そのトンネルみたいなのを潜り抜けたら、現実に戻れるみたいなの」
「……時間になっても、そのトンネルを潜らなかったら？」
「……戻れない。それを証明したのが
ナムジュニヒョンだよ。」
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mila.(プロフ) - BeBeさん» BeBeさん、コメントありがとうございます。とっても嬉しいです！楽しんでいただけて書いて良かったなあと思います(笑) 本当にありがとうございます！ (2019年12月19日 22時) (
レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
BeBe(プロフ) - ファンタジーものは好みではないのに、この作品はすごく面白くて、お話の中に入り込んでしまいます！！楽しく読ませて頂いてます！ (2019年12月17日 14時) (レス) id: e6e2536d94 (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - キムさん» わあ、とっても嬉しいお言葉ありがとうございます！2編も楽しみにしていただけると嬉しいです！頑張ります！ (2019年10月29日 22時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
キム(プロフ) - mila.さんのもう一つの作品を読んでこれを読み始めました。世界観がとても好きでわかりそうでわからないこの物語の内容がとても好きです。読んでたらなぜか自然と涙が出て来ました。作者さんが書く文章や言葉の選びはとても心に響きます。これから2編読んで来ます。 (2019年10月28日 18時) (レス) id: dd11077a9f (このIDを非表示/違反報告)
mila.(プロフ) - さなさん» ご感想、とても嬉しいです！引き続きハラハラドキドキするようなお話が書けるように頑張ります！ご愛読ありがとうございます！ (2019年10月24日 12時) (レス) id: 488172c492 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mila.
| 作成日時：2019年10月11日 23時
