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八十五、天からの贈り物 ページ12

―谷崎くん、起きて。

低く唸ってしょぼしょぼする目を開ける。
まだ、5時じゃないか・・・。

―君は意外とすんなり起きてくれてうれしいよ。

「えッ、頭から変な声が聞こえる・・・ストレス!?」
驚き、頭を抑える。

―あっ、違和感ある?ゴメンねー。

誠意の感じない声が響く。
そして、何となく聞き覚えある声。
「・・・若しかしてこの声、Aちゃんの従兄の人・・?」

―へぇ、君にはそう聞こえているんだ〜。
残念ながら、僕はその人じゃないよ。僕たちは君達に親近感を持たせるために、親しい人の声をランダムに選んで使っているんだ。

「この声で、僕とかなんか違和感・・・」
あの従兄とはあれから会っていないが、インパクトが強すぎて、優しい声で「僕」とか言われると違う感じがする。

―んで、僕から君に贈り物(プレゼント)がありまーす。

ドゥルドゥルルルルとドラムロールを口ずさむ。

―デン!偶然あの子のスカートが捲れる!お姉さんの巨乳に自然にパイタッチ!思春期な男の子が憧れる【ラッキースケベ】を与えよう!!

絶対楽しんでるよ此奴と思える明るい口調。
「・・・いらないです」

―えぇ、そんなこと言わないでよ。一万分の一の確率なんだよ!?

SSRだぞっと言う声が聞こえる。

―まぁ、いいや。君の意思なんて関係ないし。ぽち。

瞬間バチッと強めな静電気に当たったような感覚が襲う。

―さぁ、少年よ。今日一日しっかりこってり楽しめよ!

「あッ、一寸!」
ブツンっと何かが切れる音がして、頭の中の違和感が消えた。
「・・えぇぇぇ。どうしよぅ」
取り合えず二度寝した。若しかしたら、夢かもしれないし。



「うわっ」
Aのスカートが捲れ上がった。
後ろと前を抑えたが、潤一郎は見てしまった・・・。
ストッキング越しの三角形。
今日不味いかも・・・。
ほろりと心の涙を流した。

八十六、偶然☆助平→←忘年会 三杯



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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 谷崎潤一郎   
作品ジャンル:アニメ
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(プロフ) - 24ページ 空気を纏う祖母に とありますが話の流れ敵には 祖父 ではないでしょうか? (2021年4月23日 14時) (レス) id: 411fa15fdd (このIDを非表示/違反報告)
柚湯(プロフ) - ドットコムさん» おめでとうございます。今年ものっぺり更新ですがよろしくお願いします。 (2019年1月2日 16時) (レス) id: c8fb7ba279 (このIDを非表示/違反報告)
ドットコム(プロフ) - あけましておめでとうございます!今年も夢主可愛いですね! (2019年1月2日 8時) (レス) id: e6a479853a (このIDを非表示/違反報告)
ドットコム(プロフ) - 柚湯さん» 乗り物って自転車以外酔っちゃいますw。コーヒーカップとかヤバイです。 (2018年10月20日 22時) (レス) id: e6a479853a (このIDを非表示/違反報告)
柚湯(プロフ) - ドットコムさん» 私も運転が激しいのは・・・。吐きますね。 (2018年10月20日 22時) (レス) id: c8fb7ba279 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚湯 | 作成日時:2018年3月26日 23時

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