検索窓
今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:2,203 hit

#4 ページ8

ゴンドラは強風で大きく揺れ、私は春翔くんに抱きついていた。

「あっ、……ごめん」

「……大丈夫? もうすぐで1周するね」

春翔くんは、降りるまで私の手を握っていた。観覧車を降りた後は桃花に渡すおみやげと自分達のおみやげを買い、遊園地を出る。

「あっ、琉奈ちゃん家まで送るよ。もう暗いし」

「……うん、ありがと! ……あのさ、さっきの質問の事なんだけど――」

「あぁっ、それね! 気にしなくていーよ!! そうだ、メアド交換しよ!」

「? うん」

私は肩に提げていた薄ピンク色のバッグからスマホを取り出し、メアドを交換した。

「…………あっ、着いたよ」

「ここが琉奈ちゃんの家!? 結構大きいね!」

「そうかな? ……じゃあ、また学校でね!」

「うん! またね、琉奈ちゃん」

私は家の前で春翔くんを見えなくなるまで見送り、家に入った。……それから数日後。

「そう言えば土曜日のデート、何かハプニングあった?」

中庭で桃花と弁当を食べていると、瞳を輝かせながら尋ねてきた。
だから、デートじゃないってば……。

「特になかっ……」

『なかった』と言おうとした瞬間、春翔くんに聞かれた事と間接キスを思い出した。

「……あるの? あるのね!? 話しなさい琉奈!!」

私は桃花に弁当を取られ、正直にその事を話した。

「へー、間接キス……絶っ対好きじゃん!! たぶんその質問は意識してもらうためだと思うよ」

意識かぁ……私、恋した事ないからよく分からないや……。

「琉奈っ、春翔にドキッ! とかキュン! とかした事はある?」

ドキッ……キュンッ……??

「春翔くんにいいお嫁さんになれるって言われた時と突然後ろから飛びつかれた時、春翔くんの私服見た時と間接キスした時、……真剣な瞳で見つめられた時とか」

「それ絶対恋でしょ!! 私応援してるから! ねっ」

「えっ!? ちょ、……桃花!?」

そう言って桃花は走っていってしまった。
これって恋、……なの?とにかく、授業始まっちゃうから早く戻ろう。
私は弁当を片手に教室に向かったのだった。

気持ち→←#3


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:オリジナル , 兄弟 , 双子   
作品ジャンル:恋愛, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:天ノ川夜月 | 作成日時:2016年7月22日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。