スコープのその先に【実況者】 (ページ12)

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十一人目ページ12

フジSide

車を降りて会場に入る…。

フロントの警備員が前に現れる。

どうやら本人確認と荷物検査をしないとここから先には通れないらしい。

俺達はもちろん偽名を使う。がっちさんにもらった名義でここを通る。

その時えんろい女の人がキヨにぶつかる。

女「きゃっ！ごめんなさい…酔ってしまったみたいで……」

キ「いえ、お怪我はございませんか？こちらの注意不足もありますし(ニコッ」

うぇ？今のキヨ？カッコいい…

女「(キュン//)あの…お、お名前をお聞きしても//？」

キ「あぁ…小白屋会社の清川です。」

女「そうでしたか…あ、そちらの方は？」

とこっちを見る女性

う「あっどうも、同じく小白屋会社の牛嶋です」

フ「藤岡です」

女「牛嶋さんに藤岡さんですね……あっ！いけない!!仕事仕事…では！また!!!」

う「なんかすっげぇバタバタしてんな…」

キ「はぁ〜…うっざ」

フ「あっ…いつものキヨだ…」

すると小型イアホンからガッチさんの声が聞こえてきた。

ガ【ターゲットが会場に入ったよ、目視できるボディーガードは5人、あと怪しいのが2人だって…他にもいるかもしれないから気は抜かないでね】

「了解」と時計型マイクに向かって言う。

フ「…あれじゃない？」

そこには5人のボディーガードと例の人間がいた。

ぴくと…彼は真っ白いシャツに黒い蝶ネクタイをしていて確かに外国人のような筋が通った顔をしていた。

う「…どうするよ？いつでもいいんでしょ？」

キ「ボディーガードが邪魔だな…」

フ「確かに…それに後ろの二人も怪しいよね」

キ「じゃあ…合計で七人も相手しなくちゃいけねぇーのかよ」

う「っていうかアイツでかくね??」

フ「あの黒縁に赤マフラーのボディーガードでしょ…背はキヨとおんなじくらいだけど体つきが全然違うね」

キ「あぁ…それ以外もかなり鍛えられてるみたいだな、殺気をうまく隠してやがる」

う「これは難易度高いですねぇ〜どうします？」

キ「…ターゲットは俺がやろう。お前らはボディーガード達の気を反らしてほしい」

フ「わかった…じゃあ俺あっちの二人組の方行っていい？」

う「ああ、イイぜ〜じゃあ俺とキヨでうまく近づきますか」

キ「そうだな、じゃあ行くぞ！」