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CASE.14 ページ15

--Aside--


次の瞬間に私達が見たのは、天井で作業していた人が落ちてきて、それを助けようとした教官が命綱で首を絞められている光景だった。


班長がこちらにアイコンタクトをしてくる。


伊達「お前ら…やることは、わかっているよな?」

松田「拳銃…」

萩原「弾…」

降谷「射撃…」

伊達「俺は土台…」

諸伏「じゃあ俺は土台の上のつっかえ棒ってとこかな…」

  『私はAEDとタオルね…?』

伊達「オウよ!
  んじゃ野郎ども…行くぞ!!」


班長の掛け声と同時に、萩原、ヒロ、伊達、そして私が走り出す。






たしかAEDは教官室へいく廊下の突き当たりにあるはず、、
まさかこんな事が起こるとは思いもしなかったけれど、校内の地図を頭に叩き込んでおいて正解だったわ。班長もヒロも長くは持たないし、拳銃の方は1Rってとこかしら…


教官室にいた教官たちに事情を話し、無事にAEDを持ってくることができたし、タオルは教官室にたくさんあったのでそれを拝借した。


再びダッシュで訓練場まで戻る。
ぴったり2分で戻ってこれた。拳銃はもう少しでしょうから、すぐ蘇生ができるよう準備をする。


萩原「行くぜ降谷ちゃん!受け取りな!!」

萩原の大きな声、そして治った拳銃。
零は私の方を見て、準備ができていることを確認してから、縄の方へ銃を撃った。
作業員のほうが教官の方より早く気を失っていたから、私はそっちの応急処置につく。




無事鬼塚教官も意識を取り戻し、作業員の方もあのあと病院へ運ばれたが意識を取り戻し、体や脳に特に異常はなかったそうだ。

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作者名:破天荒 | 作成日時:2022年5月28日 17時

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