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CASE.12 ページ13

--Aside--


私と零でふざけあって(?)いると、教官が急に


鬼塚「拳銃訓練は中止だ!全員装備返却!松田はそこに立ってろ!!」

あら、松田は拳銃お組み立て直さずにそのままお説教かしら、かわいそ…


◆◇◆◇◆◇◆

--NO side--


少しの緊張が走る室内で、教官たちが話し出す。


  「ええっ!!銃弾が一発返却されていない!?それは本当なんですか!?」


  「はい!すべての拳銃を戻したあとに保管庫に戻した際に数え直したんですが…
  実弾が一発だけ足りませんでした…」


  「まぁ全てと言っても松田の拳銃はバラバラのままなのでまだ回収していませんが…」

鬼塚「ま、松田ァ!?
  なんでまだ組み立てていないんだ!?」


緊張した空気を切るほどの大声だ

しかし等の怒鳴られている本人である松田はあくびをしながらきちんと教官の言うとおりにして立っていた。


まあ、あの松田だ。立って待っていろといったのは鬼塚教官であるし、組み立てておけなんて言われてないんだから、組み立てているわけがなかった。

そのことに少しキレた松田は、


松田「はぁ?立ってろって言ったじゃないっスか?」


敬語が抜けていることに関してはもう何も言うまい。
今回ばかりは少し屁理屈っぽいが松田が正しいと言える。


すると鬼塚教官は松田に詰め寄るようにしてこう言った。


鬼塚「まぁいい…くすねた弾をすぐに出せ!
  そうしたら今回は見逃してやる…」


なぜ松田が疑われなければならないのか。
彼は全弾撃っていたが、一回も的に当たっていなかった。

そして、今回は1人発泡を四セットだ。そのため松田は弾をくすねることはできない。

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作者名:破天荒 | 作成日時:2022年5月28日 17時

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