【wrwrd!】*BL短編集*

【ゾム総受け】ちょっと息抜きに ページ7

ちょっと息抜きに自分の好きなCP(？)でお話。

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「うっ、げほ…っ…はぁ」


心底辛いな、なんて思いながら体温計を自分の脇に挟む。体温は39.4度。うん、完璧に風邪だ。


でも今日は久々に我々だ全員で集まってゲームをする日だ。休む訳にはいかない。


重い身体で支度をして、壁に手助けしてもらいながら、玄関にゆっくりと足を進める。


普段なら涼しいはずの風も、この状態だと死ぬほど寒い。歩く度にぐわんぐわんと視界が揺れて、気を抜けば倒れてしまいそうだ。


決して気を抜けない状態で、得体の知れない苦しさを感じながら、大先生の家へと歩いた



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「ごめん、遅なったわ」


「おー、やっと来たんか」


既にゲームを始めている大先生の表情はとても上機嫌そうで、ニコニコとしている。そんな大先生の表情でこの辛さがほんのちょっとだけ和らいだ気がして、力無く自分も少し微笑む。


未だにグラグラと揺れる視界に耐えながら、バッグを下ろして、テレビゲームの前に座り、自分が風邪だと怪しまれないようにして出来るだけ自然にコントローラーに触れる。


「……はぁ…」


周りがうるさい事をいいことに、微かに震える唇で息を吐く。


吐き気と身体の怠さ、焦点の合わない視界、今にも内側から込み上げてきそうな熱。


気付いて欲しいけど、気付いて欲しくない。


心の中でそんな矛盾をいり交えていたためか、周りの俺を呼ぶ声にも気付かなかった。


「ゾム！」


「…！…ぁ、なんや？」


「聞いとった？鬼は誰がいいかって決めとるんやけど」


そう言うロボロの顔は鈍臭いな、と少し怒っているように見えて、苦笑いを浮かべながら申し訳なさと病人なのに、と空回りした怒りを心内で浮かべた。


「聞いてんかったわ、ごめん。俺が鬼でええよ」


「了解」


多分この部分はカットされるのだろう。


一応動画は撮っている。そのため、自分の風邪という事実がバレれば、きっと迷惑をかけてしまう。


「では………スタート！」


マンちゃんの声と同時に一斉に動き出す。


この状態で本領が発揮できるのか、不安でならなかった。



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続きは多分無いです()
書いて欲しいとかのコメントがあれば続き書きます。もしくは気が向いたら。

リクエストじゃなくてすいません…m(_ _)m

【鬱×シャオ】化けの皮 *国民奴隷様リク※→←謝罪

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