【wrwrd!】*BL短編集*

【ショピ×コネ】続き ページ36

「…へ？」

「ああ、嫉妬したんすね、俺に。俺のこと独り占めしたいとか思いました？閉じ込めたいとか、ふふ、あはっ」

拍子抜けしたようにへ？と風に消えそうなぐらいの小さな声で慄く。
こんなショッピくん、知らない。

「え、ショッピく、」

「このまえの事、コネシマ先輩まだ答えてないっすよね？」

頭の中の整理が追いつかない。

「は、」

「『閉じ込めてもいいっすか』って、聞きましたよ。まさか覚えてないなんて言わないっすよねぇ？」

閉じ込めてもいいかなんて、ネタとしか感じていなくてどうせまた冗談だろ、ぐらいしか思ってなかった。ショッピくんが嫌いってわけじゃない。ただただ今の様子のショッピくんを俺の身体は否定的になっている、ただそれだけ。
足先から頭のてっぺんにまで止まることなく昇るこの悪寒。＿＿恐怖。

「先輩は俺に嫉妬して、俺は先輩を閉じ込めたいって思ってる。先輩は俺に嫉妬するほど愛してるってことやろ？ああ、俺って幸せだな。こんなにも早く願いが叶うなんて！」

あんな可愛くて弄りたくなるようなショッピくんはどこに行ったのか、今のショッピくんはひたすら自分勝手で妄想が激しく高揚し興奮している。可愛げなんて感じない。気持ち悪いほどに俺に興奮している。

なにを言えばいいのか、分からない。

「っ、何言っとるん？閉じ込めるとか、」

「はは、コネシマ先輩こそ何言ってるんすか。"閉じ込める"んすよ、コネシマ先輩をっ」

「どうせまたなんかの冗談やろ？」

苦笑しながらそう言えば辞めてくれるんじゃないか、そう思ったがそれは逆効果だったらしい。

「……はぁ？冗談？俺は本気。

コネシマ先輩、もう逃げきれませんよ」


俺はもう"ショッピ"から逃げられない。
"可愛くて"愛し外のあるショッピ"くん"はもういない。


俺は過去の自分の言動に後悔し、もう逃げ切れないと悟った。もちろん恨みの矛先は、


"ショッピ"にあった。


＊＊＊＊＊＊＊＊＊
うーん、こりゃまた訳の分からないものを…。
こんなのでお気に召しましたら幸いです(泣)

凛音様、リクエストありがとうございました！

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